青の洞窟が魅力の恩納村(沖縄)とはどんな島なのか
目次
恩納村について
皆さまは多くの観光名所がある恩納村についてご存知でしょうか?
沖縄本島にある恩名村(おんなそん)は、細長く広がった形状の沖縄本島の中央部に位置している村です。
村と言っても小規模なものではなく、おおよそ南北に27km、東西に4kmという広い面積を誇っています。
さらにその中に多数の観光名所を抱えている本島随一の観光リゾート地です。
そのため、沖縄本島の観光を語るのであれば、恩納村を外して語ることはできません。
今回はそんな恩納村について、さまざまな角度からご紹介していきたいと思います。
恩納村の魅力
恩納村の大きな魅力としてまず挙げられるのが、沖縄本島全域へのアクセスの良さです。
かつての恩納村は、それほど大きく開かれた土地ではありませんでした。
それが一変したきっかけは、1975年に開かれた沖縄国際海洋博覧会です。
世界中から訪れる多くの要人や観光客を受け入れるため、島の中心部に位置する恩納村周辺の道路が大きく整備されました。
道路さえ整ってしまえば、恩納村の土地はこの上なく観光に適しているのです。
西海岸に面した風光明媚なロケーション、数々のユニークな自然景観、多くの見所を持つ恩納村が、観光の中心地となっていくのは自然な流れでした。
現在の恩納村はさらにリゾート観光地化が進み、数多くの観光スポットと海沿いに多数並んだリゾートホテルが特徴の一大観光エリア。
その広さゆえに移動時間がネックになりがちな沖縄本島観光の拠点となってくれるという点は、恩納村の特筆すべき魅力の一つだと言えるでしょう。
沖縄屈指の美しい海
恩納村一帯は琉球王国の時代や、さらにはそれよりも前から美しい海と共生してきた地域です。
今もその美しさは変わることなく、恩納村から一望できる海には数多くのサンゴが群生しており、水面にはエメラルドグリーンの美しい輝きを持っています。
海沿いのリゾートホテルなどの宿に宿泊すれば、海までは徒歩数分。
沖縄の海を中心に据えた旅行を望む方にとって、恩納村はこれ以上ない拠点となってくれるのです。
広大な自然に感動
恩納村は陸地にも数多くの魅力を有しています。
温暖な亜熱帯気候が特徴の沖縄では、本土とはまた違った種類の亜熱帯植物を数多く目にすることができます。
恩納村もそんな南国植物で豊富な環境となっており、観光スポットのみならず道沿いやホテルの近辺など、ふとした景色のあちらこちらに南国旅情を感じることができるはずです。
またインスタ映え抜群のロケーションを誇るスポットも目白押しであり、バーベキューやキャンプを楽しめるような開かれた自然も存在しています。
緑で満ちた景観に、心身ともに深いリラクゼーションを得られること請け合いですよ。
超人気スポット青の洞窟
恩納村の景観の多彩さを代表するスポットとして、青の洞窟が挙げられます。
青の洞窟は海に面した洞窟へと海水が流入している海蝕洞であり、陽光の反射によって洞窟内が青の光で満ち満ちているのが特徴。
イタリアやギリシャ、北海道など世界各地に同名かつ青く輝いているという似た特徴を持つ洞窟がありますが、恩納村のものはその中でも指折りの人気を誇っています。
人気観光スポット5選
以下に恩納村の人気スポットを5ヶ所ピックアップさせていただきました。
沖縄ならではの魅力を持った素晴らしいスポットがいっぱい存在しています。
順にチェックしていきましょう!
青の洞窟
引き続き、青の洞窟について、さらに詳しくご紹介します。
青の洞窟の名前の由来でもある青い輝きは、洞窟へと差し込んだ陽光が白砂の海底に照り返されることに起因しています。
一度海底まで達して、再び海面に戻ってくるまでに光の色ごとの波長の差によって光の色味が変わり、青が強調された光となって海面が照らされます。
その青さが海面から洞窟内へと拡散されることで、さながら現代アートにも見えてしまうほどの美しい景観が生まれているのです。
人気の理由・見所
恩納村の青の洞窟が人気である理由は、美しさ以外に立地の良さと遊びやすさが挙げられます。
この洞窟は真栄田岬(まえだみさき)という非常に訪れやすいスポットと隣接した立地です。
真栄田岬は駐車場が広く、売店、シャワー、ロッカーといった設備が整っており、そこを拠点とすることで、なんと青の洞窟ではシュノーケリングなどを楽しめてしまうのです。
美しい青の洞窟の光の中で、海へと潜る体験は広い沖縄でも非常に稀少なものとなっています。
恩納村・那覇空港からの行き方
レンタカーをご利用の際は、カーナビに「真栄田岬」と入力してルートを検索しましょう。
立地はわかりやすく、恩納村内からであれば迷うことなく辿り着けるはずです。
那覇空港から直行する際も同様にナビを利用して道を検索すれば、1時間から1時間半ほどのルートで辿り着けます。
また、バス移動であれば「久良波」で降りて徒歩で10分程度を見越しておくと良いでしょう。
万座毛
20mほどの高さを誇る琉球石灰岩の断崖絶壁、万座毛(まんざもう)も恩納村の人気スポットです。
琉球石灰岩とはサンゴ礁が海から隆起し、それが歳月を経たことで岩へと変化したもの。
サンゴの島である沖縄ならではの迫力ある崖となっています。
人気の理由・見所
もちろん人気スポットというからには、単なる崖ではありません。
万座毛の上部には芝生が広がっていて、南国ならではの植物を多数見かけることのできる美しい自然公園となっています。
そして崖からは東シナ海をパノラマで見晴らすことができ、その眺望は恩納村でも随一のものと言えるでしょう。
駐車スペースも200台以上と充実しているため、ぜひ旅行日程のどこかで足を運んでいただきたいスポットです。
恩納村・那覇空港からの行き方
万座毛も定番のスポットとあって、カーナビに「万座毛」と入れるだけで道順を示してくれるでしょう。
恩納村内からであれば道に迷う心配もまずありません。
那覇空港からは、高速道を利用して1時間弱、一般道で1時間半ほど。
バスの利用をお考えであれば「万座ビーチ前」で下車後、徒歩ですぐに到達できます。
真栄田岬
青の洞窟の項目で名前が出てきた真栄田岬も恩納村屈指の名スポットです。
青の洞窟への玄関口として紹介されることの多い場所ですが、ここも隆起サンゴの琉球石灰岩から生まれ、万座毛と似た地形となっています。
岬には展望台があり、心地よく清々しい海風を受けながら東シナ海を広く見渡すことができます。
人気の理由・見所
真栄田岬の大きな魅力は、整備されている施設の充実度。
駐車場や売店、ロッカーなどは上でも触れましたが、なんとそれだけではありません。
芝生に覆われた憩いの広場は快適に整備されていて、お弁当などを広げてピクニックを楽しむには最適の環境です。
さらに多目的スペースは、休憩所としての利用やアクティビティの講習を受けられたりと、名称通りの多目的な楽しみ方が可能。
特にライセンス取得が必須のダイビング講習も受けられるため、ここでライセンスの取得を目指す方も多いですよ。
恩納村・那覇空港からの行き方
青の洞窟と隣接したスポットですので、同じ行き方で辿り着くことができます。
琉球村
なんと恩納村には、テーマパークまであるのです。
テーマパークとして人気の琉球村は、古来からの沖縄本島の文化を楽しく見て回りながら体験学習できるというのがコンセプト。
沖縄本島観光の定番スポットの一つとして、年間を通して多くの観光客が訪れます。
人気の理由・見所
琉球村の中には古式ゆかしい赤瓦の古民家が再現されていたり、いたるところに沖縄ならではの植物が植えられていたりと旅情たっぷり。
沖縄に昔から伝わる踊りエイサーの演舞も毎日行われており、活気あるムードを味わうことができます。
さらにドーム型の施設である「沖縄の駅ちゃんぷるー」では沖縄の食文化を楽しんだりお土産品を購入できたりと観光に嬉しい要素が満載です。
沖縄の工芸品の手作り体験も楽しめてしまうため、お子様を連れての旅行にも大変オススメですよ!
恩納村・那覇空港からの行き方
琉球村へもレンタカー利用であれば、「琉球村」とナビに入力しましょう。
那覇空港から直行する場合は、国道58号線を北に向かい、1時間を目途に到着できる距離感となっています。
バスであっても「琉球村前」という施設名の付いたバス停があるため、基本的に迷うことはないでしょう。
博物館
恩納村の特徴の一つと言えるのが、充実した内容の博物館。
2001年に設立された恩納村博物館はかなり熱量が高い展示が行われていて、訪れた人の好奇心を大いに満たしてくれます。
内部は民俗展示、映像シアター、歴史展示の3つに分かれていて、さらに時期によっては様々な企画展示も開催されています。
人気の理由・見所
民俗展示「恩納のくらし」は、恩納村の生活に焦点を据えたもの。
道具、映像、模型などバリエーション豊かな展示物が置かれていて、非常に面白みのある展示となっています。
歴史展示「恩納のみち」は過去の資料を中心とした展示が行われていて、恩納村の成り立ちを詳しく知ることができます。
村の観光スポットを巡るのにも、知識があるとないとではまるで見え方が変わってくるもの。
老若男女を問わず楽しめる施設ですので、ぜひ訪れてみることをオススメします。
恩納村・那覇空港からの行き方
恩納村博物館も恩納村内からの訪問であれば、カーナビへの施設名入力で迷うことはないでしょう。
那覇空港からの道のりは1時間半弱といったところ。
バスを使って訪れるのであれば、「ルネッサンス・リゾート・オキナワ」で降りて10分ほど歩きましょう。
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おすすめのアクティビティ10選
沖縄旅行といえば欠かせないのが、青い海を楽しめるアクティビティ。
以下にぜひ体験していただきたいアクティビティを10選ピックアップしましたので、順にチェックしていきましょう!
シュノーケリング
アクティビティの大定番シュノーケリングは、恩納村のさまざまなスポットで盛んに楽しまれています。
恩納村の海は色鮮やかなサンゴと熱帯魚たちで満ちていて、透明さも抜群なためシュノーケリングを楽しむにはこの上ない環境!
ウェットスーツかラッシュガードさえ着ておけば、温暖な気候のおかげで真冬の季節でも問題なく遊べてしまいます。
ダイビングと違ってライセンス取得の必要もなく、用具のレンタルもあちこちで行われているため、とても気軽にチャレンジすることができますよ。
ダイビング
シュノーケリングと同じで、海への潜水を伴うアクティビティですが、こちらはより本格的。
ダイビングは、酸素タンクとレギュレーターを身に着けて潜るアクティビティであり、息継ぎの心配がないため、長時間海に潜ることができます。
もちろん潜っていられる時間が長くなればその分深く潜れますから、恩納村の美しい海と一体化したかのような感覚を味わえること請け合いです。
きちんとライセンスを取得すれば事故率0.01%と言われるアクティビティですので、ルールを守ることで安全性も確保されます。
せっかくの沖縄旅行、これを期にダイビングを始めてみませんか?
カヌー・カヤック
パドルを使って小型の船を漕いで楽しむカヌーとカヤックも、恩納村の人気アクティビティの一つです。
カヌーやカヤックの操船は難しそうに見えて実は簡単。
アクティビティ用のものは転覆しにくい構造となっており、推進力も高いためぐいぐいと水上を進んでくれます。
またライフジャケットを着用し、インストラクターの方が帯同してアクティビティを行うため、泳げない方でも安心して参加することができるのです。
競技の激しさとはまるで異なり、アクティビティでのカヌー・カヤックは海の景観をゆったりと楽しめるのが大きな魅力となっています。
SUP
ハワイ発祥のアクティビティであるSUP(Stand Up Paddleboard)は、大きめのサーフボードやSUP専用ボードの上に立ち、ボートのようにパドルで漕ぐというもの。
ヨーロッパやアメリカのセレブ層を中心に、リラクゼーション効果とフィットネス効果を両立させられるとして人気が高まり、昨今はSNS映えでさらなるファン層を獲得しています。
運動効果が高いと言っても、激しかったり難しかったりといったことはなく、老若男女誰でも気楽に楽しめるという点がSUPの大きな魅力。
パドルで波をかきわけつつ全身のバランスを取れば、南国の波に揺られながら心と体の深い部分が癒されていく感覚を味わえるでしょう。
マリンスポーツ
沖縄といえば、マリンスポーツ!
そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
恩納村でも水上バイク、バナナボート、ビッグマムといった定番から、水圧で空に浮き上がるフライボードといった比較的新しいものまで手広く楽しむことが可能です。
いずれも沖縄の青い海をこれでもかというほどに楽しむことができるものばかり。
特にお友達や恋人同士などで訪れた際に参加すれば、大盛り上がり間違いなしですよ!
パラセーリング
青く突き抜けるような青天も恩納村の魅力の一つ。
海でのパラセーリングは大人気のアクティビティです。
高所から青い海と白い砂浜を見下ろす快感は他ではなかなか得難いもので、さながら自分が鳥になったかのように錯覚してしまうほど。
さらに恩納村の海は透明度の高いことから、好条件の揃った日であれば空から海の中の生き物たちの姿がくっきりと見られることも。
まさに感動体験ですので、ぜひともパラセーリングを体感してみてください!
釣り
南の島であり四方を美しい海に囲まれている沖縄本島は、もちろん釣りの名所でもあります。
多種多様なロケーションでの釣りに臨むことができますが、特にオススメしたいのは沖釣り!
現地の海人(うみんちゅ)の指導付きの初心者向けツアーから、半日かけてじっくり海と向き合う上級者向けツアーまで多岐に揃っており、釣り好きにはたまらない環境と言えるでしょう。
釣りのツアーには基本的に釣り竿のレンタルも含まれているため、沖縄まで釣り竿を持ち込むのが億劫だという方もご安心ください!
星空ツアー
恩納村は燦々と南国の太陽が降り注ぐ昼だけでなく、夜の星空にも定評がある土地です。
恩納村の夜は透き通った空気に満ちていて、頭上を見上げればさながら天然のプラネタリウム。
その時期によって四季折々の天体ショーが美しく夜空を染め上げてくれます。
また、暖かで心地よい沖縄の夜を散策するのはそれだけでも最高に良い気分を味わえます。
星空ツアーに参加すれば、特に街明かりのないようなベストスポットなどへと現地のガイドの方に案内してもらえますので、南国のロマンチックな夜空と出会うことができますよ。
シーサー作り体験、琉球ガラス作り体験
恩納村では沖縄の守り神であり、沖縄を代表するキャラクター、シーサーの工芸品を作れる体験も盛んに行われています。
シーサーは家屋の屋根や門、あるいは街中の高い場所に設置するとあらゆる災厄をもたらす悪霊から住民を守ってくれる魔除けだとされています。
また愛嬌のあるルックスからマスコットキャラとしての需要も高く、みなさまもイラストなどでその姿をご覧になったことはあるのではないでしょうか。
同じく沖縄の伝統工芸である琉球ガラス作りも、絵付けまでできるとあって大人からお子様まで大人気。
うまく絵柄が思い浮かばなかったり絵付けに自信がない場合もさまざまなテンプレートが用意されていますので、老若男女どなたでも安心して楽しんでいただけます。
ゴルフ
大人にとって沖縄の大きな楽しみの一つと言えるのがゴルフです。
温暖な気候と豊かな緑、ゴルフを行うために求められる環境がしっかりと揃っていることから、多くの観光客がゴルフを目当てに恩納村を訪れます。
恩納村内だけでもいくつものゴルフ場がありますし、本島内の別の場所へと足を延ばす拠点としても恩納村は最高の立地。
特に美しい海沿いに位置したコースには、ゴルフ発祥の地イギリスやアイルランドのリンクスを彷彿とさせる上品なワイルドさを感じることができるでしょう。
美しいリゾート環境で、贅沢なラウンドを楽しんでみませんか?
まとめ
魅力たっぷりの恩納村についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
恩納村はとにかく多種多様な娯楽に満ちている魅力的な島です。
そのため、スポットやアクティビティもこの記事だけではまだまだ挙げきれなかったほど存在しています。
あなたの心を満足させてくれること間違いなしですので、国内旅行をお考えの際はぜひ恩納村へと足を運ばれてみてくださいね!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。