国頭郡のおすすめ観光スポット10選!青の洞窟が魅力の恩納村からの行き方
目次
国頭郡ってどんなところ
沖縄県国頭郡(くにがみぐん)は、沖縄本島の中部から北部に位置しています。国頭村、恩納村(おんなそん)を含む2町7村で構成される郡です。沖縄本島最北端に位置する国頭村は、東は太平洋、西は東シナ海に面しています。
手つかずの山林が村の大部分を占めており、そこに暮らす人々は伝統的な固有の生活文化を守っています。大自然の中、地元の生活を体験できるアドベンチャーツアーやエコツアーが盛んなスポットです。
今回は、国頭郡への行き方やスポット、ツアーをご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください!
恩納村からの行き方
国頭村と恩納村は、同じ国頭郡に属しています。車で、恩納村から国道58号を1時間ほど北上すれば、国頭村の辺士名に到着です。
路線バスを利用する場合は、恩納村から名護バスターミナルに向かい、そこから辺士名バスターミナル行きのバスに乗り換えます。
国頭郡の魅力
それでは、国頭村の魅力をご紹介します。
国頭村への旅行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
美しいビーチを堪能
国頭村の魅力は、ビーチが豊富にあることです。沖縄と言えば、白いビーチに青い空と海を連想します。その一方で、実際に行ってみると人が多くて楽しめなかった、という声も多く聞こえてきます。
しかし、国頭村のビーチなら、そんな心配はありません。
駐車場やトイレ・シャワー完備のビーチもあれば、名前もついていない知る人ぞ知る絶景ビーチもあります。風光明媚な景色を独り占めして、プライベートビーチ気分を味わうことができる場所です。
また、少し奮発すれば、本物のプライベートビーチがあるホテルにも泊まれます。大自然溢れるエリアで、ぜいたくな気分を満喫しちゃいましょう。
雄大な自然
国頭村は、村域の80%を森林が占めています。
日本最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、マングローブ林やカルスト地形など、変化に富んだ自然が存在する場所です。南北に連なる国頭山地は、沖縄本島最高峰の与那覇岳、伊湯岳、西銘岳を擁しています。
また、地域特有の景観を作り出しているのが、波に浸食された石灰岩の崖が続く海岸部の地形です。沖縄本島を北上する国道58号沿いは、海岸の絶景を楽しめることで有名で、天然のロードパークと呼ばれています。
このように、沿岸のサンゴ礁から山を覆う森林に至る豊かな自然が、沖縄海岸国定公園とやんばる国立公園として保護されている場所です。
希少な生物を観察しよう
雄大な自然に恵まれた国頭郡は、ここでしか見られない希少な生物の宝庫です。その代表ともいえる飛べない鳥・ヤンバルクイナは地域固有種で、国の天然記念物に指定されています。地上に降りてエサをとる珍しいキツツキ・ノグチゲラも有名です。
また、亜熱帯地域にあって緑豊かで水が豊富というユニークな特性から、爬虫類や両生類の8割が固有種であると言われています。このようなユニークな生き物を観察するツアーは、とても人気があります。
日本全体のわずか0.1%という小さな領域に、多種多様な生物が存在することが、国頭郡の魅力です。
国頭郡近くの人気観光スポット
それでは、国頭郡近くの人気観光スポットを見ていきましょう。
どのスポットも南国を満喫できるので、とてもおすすめです。
辺戸岬
沖縄本島の最北端に位置するのが、辺戸岬です。細長く伸びる断崖絶壁には、南東に太平洋、北西に東シナ海の荒波が打ち寄せます。
晴れていれば、約28キロメートル先にある鹿児島県の与論島が見える場所です。
魅力・見所
辺戸岬の魅力は、美しい海と空を360度の眺望で楽しめることです。遊歩道が整備されているので、超巨大なヤンバルクイナの形をした展望台を目指して、探検気分で歩けます。
拠点施設である辺戸岬観光案内所 HEAD LINEでは、景色を楽しみながら飲食を楽しめるカフェがあり、屋上からは沖縄最古とも言われる聖域・安須森御嶽(あすむいうたき)が見えます。
夜の風景は「360度の星空」と呼ばれ、陸上に居ながら星空に包まれるような体験が可能です。
恩納村・那覇空港からの行き方
恩納村から辺戸岬まで行くには、バスまたは車での移動になります。バスで行く場合、恩納村から名護バスターミナル、国頭村の辺士名バスターミナルと乗り換えて、2時間半ほどで辺戸岬に着きます。
車を使う場合は、恩納村から辺戸岬まで国道58号を利用して、北上するルートとなります。
那覇空港からバスで向かう場合は、那覇バスターミナル(旭橋)から名護バスターミナル行きのバスに乗ると分かりやすく、便利です。
車で那覇空港から移動する場合は、高速利用で約2時間30分、一般道で約3時間、約120キロメートルの行程となります。
大石林山
辺戸岬の近くにある、やんばる国立公園内の景勝地が大石林山です。
その名の通り、2億5千万年前にできた石灰岩が林立している景観を楽しめます。
魅力・見所
大石林山の魅力は、熱帯カルスト地形と呼ばれる奇岩の風景を満喫できることです。すり鉢状のくぼ地、タワー上の台地、鋭くとがった岩塔など、多様な形態を見ることができます。
その名の通り、白くとがった石が林立する景色は、まるで山水画の世界に迷い込んだような、異国情緒にあふれています。うっそうとした森や海岸の崖と一緒に見られる場所もあり、見ていて飽きません。
バリアフリーの遊歩道が整備されているため、訪れる人に優しい名所です。
恩納村・那覇空港からの行き方
大石林山に行くには、車の利用が便利です。
恩納村から行く場合、沖縄自動車道と国道58号を利用して、約80分の道のりです。
那覇空港からは、約120分かかります。
道の駅 ゆいゆい国頭
ゆいゆい国頭は、沖縄最北端の道の駅として知られています。
国頭村の観光物産館であり、地域の名産品を楽しめる場所です。
魅力・見所
ゆいゆい国頭の魅力は、ここでしか味わえない地域の恵みを堪能できることです。国頭では、琉球イノシシと黒豚を掛け合わせた山原猪豚(やんばるイノブタ)の生産が盛んです。
一般の豚肉よりも高たんぱく・低脂肪で、ミネラルやビタミンB群を多く含む理想的な食材です。ゆいゆい国頭のフードコートでは、この特産のイノブタを使ったヘルシーな食事が提供されています。他にも、国頭には「カラギ茶」というシナモンの仲間を使ったお茶があり、その場で飲んだり買って帰ったりできます。
また、沖縄では珍しくお茶の木の生育に適しており、「日本一早い新茶」が飲める場所です。海と空だけではない、やんばるの幸を味わえます。
恩納村・那覇空港からの行き方
恩納村からは、国道58号を車で約1時間北上したところにあります。
那覇空港からは、沖縄自動車道で名護市まで約1時間30分、名護市からは路線バスまたは車で約50分です。
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国頭郡で楽しめるツアー3選
ここでは、そんな魅力あふれる国頭郡で楽しめるツアーを、3つご紹介します。
ビーチから行くシュノーケリング体験
国頭村の美しいビーチからエントリーできるシュノーケリングツアーです。様々なサンゴを眺めながら、色鮮やかな魚たちと一緒に泳げます。小さなお子様がいらっしゃる方、深いところが苦手な方には、浅い場所を選ぶことも可能です。
インストラクターが同行しますので、安心して楽しめます。
所要時間は2時間、1日に4回開催されているので、好きな時間を選んでいただけるツアーです。
初めてのSUP体験
SUPはスタンドアップ・パドルボードの略で、近年注目されているウォータースポーツです。安定感抜群のボードに乗って、パドルで漕ぎながら進むので、お子様からご高齢の方まで楽しめます。
海で波に乗るように楽しむことも、フラットな水面でゆったりと漕いで行くことも可能です。初めての方も取り掛かりやすいように、所要時間が2時間のツアーとなっています。
新しいことをやってみたい人におすすめです。
自然あふれる大海原をシーカヤックで冒険しよう!
国頭村のオクマビーチから出発する、奥間の海とやんばるの自然を体感できるシーカヤックのツアーです。自分たちの手で、自分たちのペースで海上を進む時間は、本当に特別なものになります。
時間帯によっては、シーカヤックから日没を眺めることも可能です。一生忘れられない思い出を作りましょう!
まとめ
今回は、国頭郡についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。
ひと味違う沖縄であり、親しみと非日常が交錯するやんばるは、ここにしかない魅力であふれています。
那覇から足を伸ばして、特別な思い出を作るには、ぴったりのスポットです!
ぜひ、国頭郡を「行きたい場所リスト」に入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。