青の洞窟が魅力の恩納村で見れるおすすめの絶景5選
目次
恩納村の魅力
沖縄県の主要な島である沖縄本島に、恩納村という地域があります。
恩納村が位置しているのは本島の中部、西海岸沿い。
沖縄本島は、日本国内でも屈指の観光島でありながら非常に広い面積であるため、観光スケジュールのうち移動時間がかなりの割合を占めてしまいがちなのがネックとされます。
しかし恩納村は島の中心にあるため島の各方面へと比較的短い時間で移動することができ、沖縄本島に宿泊する際の観光拠点になるリゾート地として高い人気を誇っているのです。
海沿いのロケーションを活かしたリゾート施設も充実しており、国内外の有名ホテルチェーンが軒を連ねた贅沢な風景も恩納村の大きな魅力。
今回はそんな恩納村のさまざまな景観を中心に、その素晴らしさをご紹介していきたいと思います。
沖縄屈指の美しい海
まず恩納村最大の魅力とも言えるのが、西側一面の広大な美しい海です。
みなさまの中にも沖縄と言えば海という印象をお持ちの方も多いのではないかと思いますが、その中でも恩納村は屈指と言っていいでしょう。
恩納村の海の美しさを支えているのは海底一面に群生したサンゴ礁。
カラフルなサンゴが景観を向上させているのはもちろんのこと、サンゴは熱帯魚をはじめとするさまざまな生き物たちの住処としても機能してくれています。
さらに、サンゴは水質を美化してくれる作用を持っている生き物です。
サンゴの体に住む褐虫藻が光合成を行うことで、二酸化炭素と酸素の入れ替えを行いミネラルまで排出してくれるのです。
そうして状態の良くなった海は透明度を大いに増して、恩納村、ひいては沖縄本島を代表する絶景として多くの人に親しまれています。
また恩納村の方針として「世界一サンゴに優しい村」というものがあり、世界的に数の減少が問題視されているサンゴの保護が行われているのが恩納村の特徴。
サンゴとの共生関係にあるかのような村の在り方そのものも、恩納村の大きな魅力だと言えるでしょう。
広大な自然に感動
恩納村は海だけでなく陸地も自然いっぱいな絶景に溢れています。
恩納村の自然は沖縄の亜熱帯気候がベースであり、本土とは毛色の違う亜熱帯植物をたくさん見られるのが一つの特徴です。
景勝地とされるようなスポットが数多くあるのはもちろんのこと、有名な場所ではない道端にも沖縄特有の草花や木々、見慣れない自然を見て取ることができるでしょう。
そして、そんな緑に包まれた広大な自然景観は思わず目を見張ってしまうような絶景ばかり。
観光雑誌の表紙を飾るような華々しい眺望や、琉球時代の面影を偲ばせる趣深い草原など、とにかく景観のバリエーションが豊かです。
交通の便が良い立地のため、海で遊んだ同じ日に陸地の絶景スポットへというようなフレキシブルな旅行プランを組める点も恩納村の面白みだと言えます。
超人気スポット青の洞窟
そんな恩納村には陸海の魅力が一堂に会したような人気スポットが1ヶ所あります。
その名は青の洞窟。
実は青の洞窟というスポットはイタリアのカプリ島をはじめ世界中にいくつかあり、日本国内だけでも北海道や沖縄に点在しています。
青の洞窟という名称を持つ洞窟は、いずれも内部へと海が侵蝕している海蝕洞で、そこに差し込んだ陽光の反射で窟内が青く輝いているという特徴があります。
恩納村のものはそれらの中でもとりわけ高い人気を有しており、村が誇る絶景スポットの最たるものと言えるのです。
恩納村のサンセットは最高の絶景
さて、冒頭でも述べさせていただいたように恩納村が位置しているのは沖縄本島の西海岸沿い。
西側に面しているということは、西に沈んでいく夕日を陸地に邪魔されることなく目にすることができるということです。
特に沖縄本島は南海に位置する離島であり、場所を選べば遮るものが何もない海の果てを眺められるのが大きな利点。
水平線へと沈んでいく南国の太陽の鮮やかさは、思い出の絶景として心に焼き付いてくれることでしょう。
恩納村には沖縄屈指の絶景がたくさん
本島でも指折りの観光地と呼ばれているのも納得なほど、恩納村はとにかく美しい景色で満たされています。
一度ここを訪れた人は二度三度と足を運ぶリピーターになることが多く、恩納村のロケーションはそれも納得なほどの充実ぶり。
狭いエリアに多数のスポットが集中しているのも、嬉しい点として挙げられるでしょう。
おすすめの絶景5選
続いて、特に美しい景色と出会うことができる絶景スポットを5ヶ所ピックアップさせていただきました。
いずれも心を奪われてしまうほどの景色揃いですので、順にチェックしていきましょう!
青の洞窟
まずは恩納村のナンバーワンスポットとの呼び声も高い青の洞窟について、もう少し詳しくご紹介しましょう。
青の洞窟の中が青く輝く現象は、陽光が海を通して海底の砂に反射されることで起こっています。
光が海底から海面に戻ってくる過程で、波長が影響することで光の色味が変わるというのがその理屈。
しかし、普通の海蝕洞ではこの現象は起こりません。
恩納村の青の洞窟の海底にある砂はサンゴが砕けた石灰質が残ることによって生まれた白砂であり、その白さがあってこそ光の強い反射が生まれ、青い光が生まれているのです。
おすすめポイント
そんな青の洞窟の人気の要因は、景色の美しさに加えて立地の良さ。
一般的に洞窟や鍾乳洞といったスポットは、森であったり獣道をしばらく歩かなければたどり着けない場所も多いですが、恩納村の青の洞窟はそういった難点がありません。
すぐ隣に隣接した真栄田岬(まえだみさき)というスポットに大きめの駐車場があり、そこを利用することで気軽に訪れることができるのです。
加えて、真栄田岬では青の洞窟で楽しめるアクティビティツアーが用意されており、アクティビティ用具の貸し出しも行われています。
美しい洞窟の中でシュノーケリングなどを楽しめば、この上なく美しい海中の絶景を拝むことができますよ。
恩納村・那覇空港からの行き方
沖縄旅行の主な交通手段となるのはレンタカー。
ナビを参照する場合は「青の洞窟」ではなく「真栄田岬」と道を検索しましょう。
バス利用の場合は「久良波」で降り、歩いて10分ほどです。
万座毛
青の洞窟と双璧の絶景スポットとして語られることが多いのが、約20mの高さから東シナ海を眺められることで人気の崖、万座毛(まんざもう)。
万座毛という名前は「万人が座するに足る毛(万人を座らせるのに十分な野原だ)」という昔の琉球王の賛辞に由来していて、その景観は王様お墨付きです。
またこの崖は琉球石灰岩からできていて、琉球石灰岩とは元々サンゴだったのが地上へと隆起したもの。
沖縄ならではの自然景観だと言えるでしょう。
おすすめポイント
とにかく景観の良いスポットですので、眺めの良さが第一の魅力。
パノラマで見渡せる沖縄の海は心が洗われるような美しさです。
そして万座毛は崖の上が芝生と豊富な植物で満ちた芝生公園となっていて、広々とした風景の中で過ごす時間は南国旅行に相応しいくつろぎの一時。
さらにレンタカー移動が中心となる沖縄旅行には欠かせない駐車場も200台分と充実のスペースがありますので、訪れやすさも嬉しいスポットとなっています。
恩納村・那覇空港からの行き方
有名なスポットですので、レンタカーでの移動ならカーナビに「万座毛」と入力するだけで問題なくルートが表示されます。
バス移動の場合は「万座ビーチ前」で下車すれば万座毛まではすぐです。
真栄田岬
青の洞窟の項目で名前を挙げた真栄田岬も恩納村の人気スポットの一つ。
ここも万座毛と同じく琉球石灰岩でできた地形で、いかめしさと曲線が入り混じったユニークな景観はサンゴの面影を感じさせるものとなっています。
東シナ海を広く望めるという点においては万座毛と共通ですが、こちらは岬の先端に展望台があるのが万座毛との違い。
展望台から望む海は清々しさに満ちています。
おすすめポイント
岬という名称だけではピンと来ないかもしれませんが、ここは公園としての設備が非常に充実したスポットです。
上で挙げた駐車場だけでなく、着替え用のロッカーをはじめ、海水や汗を流せるシャワーを完備。
芝生広場もあり、ちょっとした散策からお子様連れでのピクニックまで幅広い用途に対応してくれるでしょう。
さらに各種アクティビティの拠点としての役割も大きく、ダイビングライセンスの取得を目指す方も多い場所です。
恩納村・那覇空港からの行き方
上で触れたように、ここは青の洞窟と隣り合っているスポット。
そのため、同様の行き方で問題ありません。
真栄田岬遊歩道
さらに真栄田岬の中から、トイレのある位置より進んだところにある遊歩道が景観スポットとして挙げられます。
遊歩道には基本的な舗装は施されていますが足元が悪い場所もあり、足腰が弱っているお年寄りの方や歩きがおぼつかないお子様は少し危険かもしれません。
しかし、その危険度に見合うだけの絶景が待っています。
おすすめポイント
遊歩道の方向へと歩いていくと、道路の両脇には南国特有の植物が生い茂る姿を見ることができます。
海沿いの裏道特有の潮風が入り交ざった空気に鼻先をくすぐられながら歩いていくと、やがて琉球石灰岩がゴツゴツと顔を覗かせる独特な地形を見かけることができるでしょう。
その一帯には人の手が入っていないムードが満ちていて、そこから望む広大な海は沖縄、そして琉球の原風景を想起させてくれるものとなっています。
恩納村・那覇空港からの行き方
青の洞窟の項をご参照ください。
ビーチ51
真栄田岬近辺にはさらにもう一つ、ビーチ51という絶景スポットが位置しています。
ビーチ51の特徴は人の手が入っていない天然ビーチだということ。
琉球王国末期が舞台の時代劇「テンペスト」でロケ地となった場所でもあり、沖縄本島を代表するロケーションの一つだと言えるでしょう。
おすすめポイント
ビーチ51の魅力は人の手が入っていない天然ビーチでありながら、海が穏やかで海水浴を楽しむのに適しているという点。
また干潮の時には浅瀬を散策できるという点も大きな魅力で、浅瀬特有の生態系を観察できるのは面白いポイントです。
さらに浜辺の環境が良いことから、産卵期になるとウミガメが訪れる土地としても知名度があります。
海の青さと砂浜の白さが描き出すコントラストは実にフォトジェニックで、ぜひ足を運んでいただきたいスポットです。
恩納村・那覇空港からの行き方
上と同様、真栄田岬に車を停めれば問題ありません。
さまざまな景観スポットにアクセスできるという点において、真栄田岬は非常に優秀なスポットだと言えるでしょう。
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絶景を眺めながら楽しめるアクティビティ5選
続いて、恩納村の絶景と相性の良いアクティビティを5つご紹介させていただきます。
沖縄旅情を楽しむにはもってこいな遊びばかりですので、ぜひ参考にされてみてください。
シュノーケリング
まずは定番マリンアクティビティのシュノーケリングからご紹介します。
上で挙げた青の洞窟をはじめ、恩納村ではあちこちでシュノーケリングを楽しむことができます。
恩納村の海は極めてクリアなため、鮮やかなサンゴが群生し、熱帯魚たちが悠々と泳ぎ回る光景を思う存分堪能できるのです。
ラッシュガードやウェットスーツを着用するのが一般的で、これらは防寒性も高いため温暖な沖縄であれば通年シュノーケリングに参加することが可能となっています。
カヌー・カヤック
カヌー・カヤックはパドルで小型の船を漕いで海上の景色を楽しめるアクティビティ。
競技用のものとは異なり、難易度や体力もそれほど必要ないため、ゆったりと恩納村の海を眺めて過ごすことができます。
恩納村の海の透明感が高いことから、カヌー・カヤックの船上からは海上のみならず、海面越しに海の中の光景をはっきりと観察することも可能です。
アクティビティとしての楽しさはもちろん、海を味わう手段としても最上のものと言えるでしょう。
SUP
ハワイ発祥のアクティビティであるSUP(Stand Up Paddleboard)はボードの上に乗ってパドルで海を漕ぐアクティビティです。
SUPに用いるボードはサーフボード、あるいはSUP専用ボードであり、いずれもかなり大判のものが選ばれます。
そのため難しそうに見えて非常に安定感が高く、安心して海を進んでいくことが可能なのです。
最近ではインスタ映えすることで人気を集めていますが、のみならずボードの上から眺める海の姿はまさに絶景。
まるで自らの両足だけで直に海面に立っているかのような錯覚を味わうことができ、最高のリラクゼーション体験に浸ることができるのです。
クルージング
海を遊覧して楽しめる遊びと言えばクルージング。
恩納村にもさまざまなクルージングツアーが用意されています。
参加する時間帯によってロケーションはさまざまで、夕方ならば鮮やかなサンセット、夜であれば満天の星空を目にすることができるでしょう。
クルージングはお子様やお年寄りであっても問題なく参加できるため、幅広く楽しめるアクティビティだと言えますね。
パラセーリング
青さを誇っているのは海ばかりではありません。
南国の太陽が輝き、青々と広がる空もまた恩納村を彩ってくれる絶景の一つ。
そんな空を楽しめるパラセーリングもまた恩納村ならではの人気アクティビティとして挙げられます。
海や島を高い位置から見下ろす体験は、地上や海面でのアクティビティとはまた違った爽快感を味わわせてくれるでしょう。
まとめ
恩納村が誇る絶景の数々と、それを楽しむためのアクティビティについてご紹介させていただきました。
沖縄本島屈指の観光地と称されるだけあって恩納村の魅力は実に多彩で、この記事で挙げさせていただいたものはほんの一部に過ぎません。
ぜひ実際に足を運び、さまざまな絶景を直に体験されてみてください!