青の洞窟が魅力の恩納村と慶良間!それぞれの魅力とおすすめのアクティビティについて
目次
慶良間諸島ってどんなところ
慶良間(けらま)諸島は沖縄本島南部から西に約40kmにある列島で、大小20余りの島々で形成されています。
住民がいるのは渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島の4島のみ。
行政上は渡嘉敷島を中心とした渡嘉敷村と、座間味島を中心とした座間味村に分かれています。
慶良間諸島の透明感溢れる美しい海はケラマブルーと呼ばれ、世界中から観光客が集まります。
熱帯魚やサンゴが豊富で、シュノーケリングやダイビングのポイントとしても大変人気がある海域です。
ウミガメたちの産卵地でもあり、海の中でウミガメと出会える確率が高いのも人気の理由の一つです。
冬になると、繁殖と子育てを目的として多くのザトウクジラが訪れるので、ホエールウォッチングのポイントとしても名を知られています。
北の海からやってきたザトウクジラたちは3月、4月を境に北の海へ帰っていくため、ホエールウォッチングは4月には終わりを迎え、またやって来る12月を待つことになります。
また、サンゴ礁の基礎を成す造礁サンゴの種類が240種類以上も確認されているなど、海の大自然が凝縮された場所です。
サンゴの産卵期には、沖に流されたサンゴが本島近くに流れてそこに着生するなど、沖縄近辺のサンゴ供給源ともなっています。
恩納村・那覇空港からの行き方
恩納村、那覇空港から慶良間諸島を目指すためには、いずれにしても那覇泊港まで行く必要があります。
泊港から慶良間諸島までの移動は高速船あるいはフェリーです。
主に2つの航路があり、1つは渡嘉敷島までの便で、高速船だと約35分、フェリーでは約70分で到着します。
もう1つは座間味島へ向かう便で、高速船で約50~70分、フェリーで約90~120分です。
座間味島までの直行便と、阿嘉島を経由する便があるので目的地に合わせて選びましょう。
どちらも高速船は1日に2~3往復となります。
フェリーは1日1往復と便数が少ないですが、車両搭載が可能です。
恩納村ってどんなところ
恩納村は沖縄本島中央部の西側に位置する村で、その海岸沿いは一大リゾート地を形成しています。
南北に細長い地形で、東シナ海の海岸線上を走る国道58号線沿いに大型リゾートホテルが立ち並んでいる様は壮観です。
海岸から離れた内陸部は山が多く、村の面積の8割を山岳が占めています。
内陸部の大部分はアメリカ軍の基地となっており、恩納村の総面積のうち3割は軍用地です。
海岸線沿いには有名な観光スポットが多くあります。
青の洞窟で知られる真栄田岬や、県内でも指折りの景勝地である万座毛も恩納村の誇る観光スポットであり、海岸全域が沖縄海岸国定公園に属しています。
2000年の沖縄サミットの際には、当時のアメリカ大統領ビル・クリントン氏やロシアのプーチン大統領がこの村のホテルに滞在したことでも有名です。
那覇空港からの行き方
車で行く場合は、空港から国道331号を南へ10分の所にある豊見城・名嘉地ICから那覇空港自動車道に入ります。
沖縄自動車道を北上して屋嘉ICで沖縄自動車道を出たら、恩納村まで県道88号と国道58号を進みます。
所要時間はおよそ50分~1時間です。
公共の交通機関を利用する場合は、ゆいレールとバスを利用するか、または空港ターミナルから名護ターミナル行きバスに乗り、恩納で下車します。
所要時間はおよそ1時間45分~2時間です。
慶良間諸島の魅力
沖縄本島の那覇から日帰りで行くことができ、ケラマブルーと言われるどこまでも透き通った海を堪能できます。
海遊びにこと欠かないエリアで、ダイビング、シュノーケリング、シーカヤック、ジェットスキー、バナナボートなどマリンアクティビティのすべてが揃っているといえるでしょう。
また、2014年サンゴの日(3月5日)に「慶良間諸島国立公園」として国内で31番目の国立公園に指定されています。
無限に広がるケラマブルー
ケラマブルーと呼ばれる海の透明度は沖縄でも類を見ないほどで、様々なサンゴ礁の生態系が育まれています。
造礁サンゴにおいては284種類もの数が認められ、日本で確認される造礁サンゴの約62%が生息していることになります。
サンゴの産卵期には沖に流されたサンゴが本島近くに流れてそこに着生するなど、慶良間諸島の海は沖縄近辺のサンゴの供給源なのです。
冬季にはザトウクジラが繁殖や子育てのためにこの海を訪れ、ホエールウォッチングもできます。
遠浅の白い砂浜はウミガメの産卵場所でもあり、海のあらゆる生態系が見られる海域なのです。
マリンアクティビティの聖地
慶良間諸島には全てのマリンアクティビティが揃っています。
ここで簡単にアクティビティの種類をご紹介しましょう。
バナナボート・・・バナナ型のボートをジェットスキーで勢いよく引っ張るので爽快で迫力満点!
マーブル・・・ソファのような乗り物で、バナナボートより海に落ちる心配は少ないですが、かなりの刺激とスリルが味わえます。
ウェイクボード・・・サーフィンのような小型ボートをジェットスキーで引っ張る豪快なマリンスポーツです。
クリアカヤック・・・透明な素材で作られたカヤックから直接海中を覗けます。
ジェットスキー・・・海を自由に駆け回ることができます(要免許)。
フライボード・・・最近流行りの水圧で空を飛ぶアクティビティで、海上3~4mを空中散歩!
たくさんの絶景を楽しめる
慶良間諸島には絶景ポイントも豊富にあります。
渡嘉敷島の阿波連ビーチは、白い砂浜から海の方にゆっくり視線を移していくと、徐々に透明な青が濃くなっていくグラデーションが見事です。
渡嘉敷島の西に位置する渡嘉志久ビーチは、ウミガメの餌場として知られています。
慶良間海峡に沈む夕日や、夜の満天の星空も素晴らしいです。
渡嘉敷島の南端にある阿波連園地は、海や山々の景色をゆっくり堪能できる広場です。
島の南端に位置しているので、時間帯によって東側で朝日を、西側で夕日を鑑賞することができます。
恩納村の魅力
沖縄の美しい自然の姿が残る恩納村の40kmにも及ぶ海岸線は、沖縄県海岸固定公園に指定されています。
その海岸線のところどころは真っ白な砂浜のビーチで、どこの海岸も海が透明感にあふれていて、この上なく綺麗です。
さらに豪華なリゾートホテルが立ち並ぶ様子は日本を感じさせません。
リゾートホテルが立ち並ぶゆえに朝食からランチ、ディナーまで有名ホテルのグルメを味わえます。
その日の気分に合わせて和洋中の料理をチョイスできてしまうのも魅力の一つです。
他にも旬の南国フルーツや新鮮な特産野菜、民芸品などのショッピングが楽しめる「おんなの駅」や、琉球と呼ばれた昔を彷彿させいろんな体験のできる「琉球村」など見所がいっぱいあります。
沖縄屈指の美しい海
都心では見られない美しい海が恩納村には広がります。
大人気の青の洞窟を始めとしたダイビングスポットや、水平線に沈みゆく夕日を楽しめる海岸が数限りなくあるのです。
万座毛、真栄田岬、中にはザネー浜などの隠れたスポットも。
ホテルから見る海の風景さえも美しく澄んでいて、充分にその絶景を楽しめます。
広大な自然に感動
象の形をした岩で有名なのが万座毛です。
海水に侵食されてできたこの標高約20mの断崖の上には、琉球石灰岩で形成された芝生台地が広がっています。
その広さを琉球第2尚氏王朝第13代国王である尚敬王が見て「万人を座らせるに足る」と褒め讃えたことが由来の地です。
石灰岩で形成された台地には自然の芝生が広がりハナコミカンボク、オキナワスミレ、オキナワマツバボタン、ヒメスイカズラなど大変珍しい植物が群生しています。
この自然の大地から見下ろす海や、サンセットシーンにも感動すること間違いなしです。
超人気スポット青の洞窟
沖縄でも抜群の人気を誇るのが青の洞窟です。
海水や雨風が断崖の石灰岩を侵食することで、途方もない時間をかけてこの神秘的な洞窟を作り上げました。
洞窟に射し込む太陽の光が、岩壁や海面あるいは海底の砂に反射し、神秘的でファンタジックな青い光景を作り上げたのです。
洞窟内の海は魚影も濃く、ダイビングやシュノーケリングの大人気スポットとなっています。
オフシーズンの冬場は観光客も少なくなおさら海が綺麗です。
ウミウシやコブシメなど、夏には見られない海中生物たちを見るチャンスも多くなります。
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慶良間諸島・恩納村で楽しめるアクティビティ
慶良間諸島や恩納村で楽しめるアクティビティをいくつかご紹介します。
シュノーケリング
お子様から年配の方まで、泳ぐことが苦手な方でもすぐに楽しむことができるのがシュノーケリングです。
マスク(水中メガネ)とシュノーケル、フィンという足ヒレなどの器具を使って気軽に水中の風景を楽しむことができます。
ただし南国沖縄といえども、さすがに冬季にはウェットスーツを着用するなどの防寒対策が必要です。
海にプカプカ浮かびながら水中を覗いて、いろんなサンゴや熱帯魚を見る楽しさは時を忘れるほど。
慶良間諸島の海は非常に澄んでいてシュノーケリングには最適な海です。
幻想的な海の中の風景を充分に楽しめます。
ダイビング
ダイビングと一口に言っても、タンクなど重装備で行うスキューバダイビングと、素潜りのスキンダイビングの2通りの方法があります。
スキューバダイビングはライセンスなども必要で、装備を揃えるにもそれなりにお金がかかるため、気軽に楽しめるのはスキンダイビングです。
装備はシュノーケリングとほぼ同じですが、シュノーケリングが海面でシュノーケルを使って呼吸をしながら海中を見るのに対し、ダイビングは呼吸を止めて一気に海中に潜るため間近に対象物を鑑賞することができます。
あとはどれだけ長く、どれだけ深く潜れるかが楽しめる鍵です。
ツアーに参加すれば呼吸法や潜水方法など、ダイビングの基礎講習も受けられます。
恩納村や慶良間諸島のいろんなスポットで、気軽に間近でサンゴや熱帯魚を鑑賞したい人にお勧めです。
慶良間諸島や青の洞窟でスキンダイビングを楽しめば、ときにはイルカやウミガメに出会うこともありますよ。
SUP
Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)を略してSUPです。
サーフボードよりも少し大きく厚い、安定感のあるボードの上に立ち、パドルを漕いで海上を移動するマリンアクティビティです。
ハワイが発祥で、近年は沖縄でも人気No.1のマリンアクティビティとなっています。
安定感があるので、立って操作するだけでなくボード上で寝転がったり、逆立ちしたりすることも可能です。
SUPヨガなどのツアーもあり、初心者に好評を博しています。
カヌー・カヤック
カヌーとカヤックはそれぞれ形状や使う道具は多少異なりますが、どちらもお子様から年配の方まで気軽に楽しめるアクティビティです。
カヌーは左右に1本ずつ、カヤックは1本で両方漕げるパドルになります。
どちらにしても、小さな舟に乗ってパドルを漕ぎ自由に水上を進みます。
慣れてくればその楽しさに夢中になること間違いなしです。
沖縄の海は遠浅の浜が多いので、カヌーやカヤックから海を覗くとすぐ真下にサンゴを見ることができます。
慶良間諸島にも恩納村にもカヌーやカヤックを楽しめるスポットがたくさんありますから、いろんなスポットに出かけてみましょう。
マリンスポーツ
ジェットスキーでボートを勢いよく引っ張っていくバナナボートは爽快で迫力満点です!
マーブルはソファのような乗り物で、バナナボートより海に落ちる心配は少ないとはいえかなりの刺激とスリルを味わえます。
サーフィンのような小型ボードをジェットスキーで引っ張るウェイクボードは、豪快なマリンスポーツです!
クリアカヤックは透明な素材で作られているので、海中の世界をじっくりと鑑賞できます。
ジェットスキーは海を自由自在に駆け回れますがライセンスが必要です。
ですが、ライセンスがなくてもスタッフがのせてくれます。
最近流行りのフライボードは難しいですが、それがまた楽しさを感じるでしょう。
慣れてくれば海上3~4mを空中散歩できますよ!
慶良間諸島で人気のツアー3選
2つのポイントをめぐる慶良間諸島シュノーケリング体験
1日で座間味島・黒島・渡嘉敷島・儀志布島・前島の中から2つのポイントを回ります。
ライフジャケットやシュノーケルセット、ウェットスーツのレンタルに、乗船代、シュノーケリング指導料、お弁当、保険までついて8500円はかなりお得です。
ライフジャケットやウェットスーツなど浮具を使うので小さなお子様でも安心して参加できます。
もちろん付き添いで一緒に乗船して行くこともできますよ。
運がよければウミガメに出会えるかもしれません。
体験ダイビング(半日コース)
水着1枚で参加できる体験ダイビングプランです。
午前(8:00~)と午後(13:00~)からスケジュールに合わせて選ぶことができます。
ガイド料、講習料、保険料、乗船料、器材レンタル料までセットで楽しめます。
また、2名につきスタッフが1人つくため、安全安心に慶良間諸島の海を堪能できるでしょう。
ケラマブルーと称され世界中のダイバーたちが憧れる透明度の高い海を体験してみませんか。
SUP体験
ケラマブルーと言われる透明度の高い海の上を散歩してみませんか?
海の上を散歩なんて聞きなれないと思いますが、SUPならそれができるのです。
初心者の方でも、初めに20分ほどの講習を行いますからご安心ください。
SUPはとても安定した乗り物で、ボード上でヨガもできるほどなのです。
体験料、レンタル品、保険料、講習料、ガイド写真データ代全て込みです。ぜひ試してください。
恩納村で人気のツアー3選
ガイド独占!完全貸切!SUPコース
参加者2~3人に1人の専属ガイドがつき、まずは立つ・漕ぐ・ターンなどのSUPの基本動作を学びます。
他のグループと一緒ではなく、プライベートツアーであるため気兼ねなく質問することができます。
SUPレンタル器材(ライフジャケット・ボード・パドル・ブーツ)・写真撮影・講習料・駐車場代が含まれており、その場で30枚以上の写真をプレゼントしてもらえます。
写真を貰ったらすぐにSNSにアップしちゃいましょう!
初心者大歓迎!青の洞窟シュノーケルコース
小さなお子様や初めてシュノーケルをする方、泳ぎが得意ではない方にお勧めの少人数のツアーです。
まずは足の着く浅場から練習するため、安心して参加できます。
ウェットスーツ、ライフジャケット、マリンシューズ、浮き輪、シュノーケル、マスクを無料で借りることができます。
また、魚の餌付けも無料で体験でき、プロ仕様のカメラで撮影した水中写真を枚数無制限でプレゼントしてもらえるので、最高の思い出ができること間違いなしでしょう。
星の砂が入った小瓶ももらえるため、旅行から帰った後も思い出に残るツアーです。
青の洞窟体験ダイビング
魚への餌付け体験、gopro撮影、ガイド料、講習料、ダイビングセット一式レンタル料(ウエットスーツ含む)、賠償責任保険料、タオルレンタル料、サンダルレンタル料が込みという非常にお得なプランです。
浅い所で水に顔をつける練習からはじめるなど、段階を踏んで教えてくれるため、初めての方でも安心です。
対象は10歳から54歳までの方になります。
沖縄でも屈指のダイビングスポットである青の洞窟は平均水深が5~8m、深いところは40mもあり変化に富んだ地形と熱帯魚やサンゴを楽しく鑑賞できる場所です。
専属のガイドが撮影した動画や写真は全て無料で、すぐに携帯電話などに転送してもらえるサービスもあるので、リアルタイムでSNSに投稿することも可能です。
まとめ
慶良間諸島と沖縄本島の恩納村の観光スポット、マリンアクティビティについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
沖縄は楽しめるスポットが目白押しです。
中でも海の透明度が高いと言われる慶良間諸島と恩納村の海を胸いっぱい味わってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。