青の洞窟が魅力の恩納村でガラス作り体験を楽しもう!
目次
琉球ガラスとは
琉球ガラスとは、赤や青、緑などのカラーバリエーションが豊富な、沖縄を象徴するガラス製品です。
厚みがあり、気泡が入った温かみのあるデザインが特徴です。
琉球ガラスが作られるようになったのは、太平洋戦争後の物がない時代でした。
米軍基地で飲まれていたコーラやビールなどの空き瓶を溶かし、再利用したことから始まります。
当時は、色合いにムラがあったり、気泡が入っていたりしていたので、品質は決してよくありませんでした。
しかし、その後職人の努力により制作技術が向上し、その多彩な色合いと厚み、気泡が相まった独特の味わいが素晴らしいと人気を集め、沖縄を代表する観光土産になりました。
琉球ガラスは、光に照らされた時に最大限に輝くため、見る角度によって様々な表情を楽しめます。
眺めているだけでも、その美しさに時間を忘れて見入ってしまうほど。
また、グラス以外にもお皿やランプなど、日常生活で利用できるものを中心に、様々な形の製品が作られています。
沖縄を訪れた際は、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。
ガラス作り体験とは
ガラス作りと聞くと難しいイメージがありますが、実はとても簡単に作れるのです。
ガラス作り体験では、職人が手順やコツを丁寧に教えてくれるので、初めての方も安心して挑戦できます。
恩納村のガラス作りでは、吹きガラスはもちろん、とんぼ玉などのガラス細工作りが楽しめます。
広く知られている吹きガラスは、高温の窯の中で溶けているガラスを竿の先に巻き付けて取り出し、息を吹き膨らませてから形を整えて仕上げます。
この時窯で溶けているガラスの温度は、1,300度にもなるそうです。
想像しているよりも熱気があるので、十分に注意しましょう。
ガラス作り体験の楽しみ方
まずはどんな作品を作りたいのかを考えましょう。
形や模様、好きな色を選び、自分好みに作れるのが琉球ガラス作りの楽しいポイントです。
タルグラスやロックグラスといった基本的な形は普段使いしやすく、初めての方もトライしやすいので人気があります。
模様は琉球ガラスらしいひび模様や泡模様、ガラスの欠片をまぶしたような粒々模様が可愛らしくおすすめですよ。
多彩な色は琉球ガラスの特徴で、青、水色、緑、赤、黄、透明などから選べます。
デザインが決まったら、いよいよ実践です。
職人さんにサポートしてもらいながら、丁寧に作りましょう。
ガラスと触れ合っていると自然と不思議な魅力に引き込まれ、気が付くと夢中になっていますよ。
ガラス作り体験の魅力
ガラス作り体験の魅力は、形として手元に思い出を残せるところにあります。
気軽に体験でき、自分好みのお土産が作れるのも満足感があり魅力ですね。
実用性のあるガラス製品は、当時の記憶を色あせることなく留め、使うたびに思い出をよみがえらせてくれることでしょう。
琉球ガラスは色彩が多く、組み合わせ次第で仕上がりも変わります。
色の模様やグラデーション、気泡の入り方でも見え方が異なるので、自分だけのガラスが作れますよ。
自分だけのオリジナルアイテムが作れる
琉球ガラスは色、形、模様が豊富で、グラスやお皿など、様々なアイテムを作ることができます。
自分で作った琉球ガラスは、少し形がゆがんだとしても、その体験自体が旅行のいい思い出になります。
自分好みのデザインをイメージしながら、オリジナル琉球ガラスを作りましょう。
完成した時の達成感
ガラス作りは右手と左手で違う作業をするので、想像しているよりも難しく感じるかもしれません。
さらに立ち座りを繰り返しながら、スピーディーに形を整えなければならないので、体力も必要になります。
溶けているガラスの熱さに驚きながら緊張感をもって作業し、トロトロに溶けていた状態から形あるものになり完成した瞬間は、喜びと達成感を感じられるでしょう。
子供から大人まで楽しめる
ガラス作り体験は、ガラスがどのような過程で出来上がるのかを実際に体験しながら学ぶことができます。
工房では、職人が丁寧に作っている姿を間近で見ることができ、職人が大切にしているガラス作りへの想いも感じることができます。
仕上がりをイメージしながら、自分でデザインを考えて作業することで、ガラス作りの難しさと楽しさを実際に体験しましょう。
体験を通し、親子でガラス作りのおもしろさを共有することもできますね。
実際に親子で体験した方からは「こんなに真剣な子供の表情は初めて見た」という声があるほど、普段とは違ったご家族の一面も見られるかもしれませんよ。
作れるガラスの種類
【吹きガラス】
吹きガラスは、色や形を組み合わせてお好みのデザインを選べます。
中でも吹きガラスは、風船のように丸く膨らみ、手に持った時のフィット感が抜群です。
コロンと丸い形も、可愛らしく人気のデザインです。
グラスだけでなくお皿や小鉢、一輪挿しも作ることができます。
【とんぼ玉】
とんぼ玉とは、柄や模様の入った小さなガラス玉のことで、トンボの複眼に似ていることから名付けられました。
とんぼ玉体験では、ヘアゴムやブレスレット、ストラップなど小物アクセサリー作りが体験できます。
【クラフト】
琉球ガラスを使ったフォトフレームやランプ、時計などの工芸作品を作ることができます。
熱く溶けたガラスを触らないので、小さなお子様でも安心して体験できることが特徴です。
ガラス作り体験できる人気のお店
恩納村エリアで、ガラス作り体験ができるおすすめのお店を3店ご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
琉球ガラスてぃだ工房
ビーチ沿いにある工房で、ロックグラスなどのお好きなガラス製品を作ることができます。
必要に応じて複数の職人がサポートしてくれるので、小さなお子様でも安心して体験できますよ。
完成した作品のお渡しは、翌日の引き取りか郵送での送付を選べます。
こちらでは体験の他に、琉球ガラスの製造、販売を行っており、オンラインストアもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
体験できるメニュー
吹きガラス体験
とんぼ玉のガラス細工体験
恩納村・那覇空港からの行き方
恩納村の国道58号線沿い万座ビーチホテルより北へ約200m。
沖縄自動車道「屋嘉(やか)IC」から約10分。
那覇空港から公共交通機関「沖縄バス名護西線20」または「名護空港線120」で太田後原(おおたくしばる)下車、徒歩約2分。
琉球ガラス匠工房 恩納店
ムーンビーチの近くにあるガラス工房は、白い壁に青色と緑色が目立つ外観をしています。
恩納店では、とんぼ玉アクセサリー作り体験と、ガラスの欠片を使ったフォトフレームやコースターなどが作れるクラフト体験が楽しめますよ。
旅行の思い出にお揃いのとんぼ玉アクセサリーを、作ってみてはいかがでしょうか。
職人が作った商品も販売しているので、気軽に立ち寄ってみましょう。
体験できるメニュー
とんぼ玉体験
インテリア、クラフト体験
恩納村・那覇空港からの行き方
沖縄自動車「石川IC」から約10分。
那覇空港から公共交通機関「恩納村ムーンビーチ前」下車、徒歩10分。
森のガラス館
駐車場の入り口に、大きなシーサーがいるガラス工房です。
こちらは工房直営ショップもあり、普段使いできるものや工芸品まで、300種類を超える商品が並べられているのが特徴です。
ショップは広々としていて、ゆっくりと見て回れますよ。
中には、思わず立ち止まって見入ってしまうほど、素晴らしい芸術作品も展示されています。
また、美ら海水族館や名護パイナップルパークへのアクセスも良く、旅行の計画に組み込みやすいので、おすすめです!
体験できるメニュー
吹きガラス体験
アクセサリー作り体験
フォトフレーム作り体験
ジェルキャンドル作り体験
万華鏡作り体験
恩納村・那覇空港からの行き方
沖縄自動車を「許田(きょだ)IC」より約20分。
美ら海水族館から車で約30分。
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まとめ
今回は、琉球ガラス、ガラス作り体験について紹介しました。
いかがだったでしょうか。
沖縄を代表する色彩豊かな琉球ガラスの工芸品は、多くの人々から愛されています。
ぽってりとした厚みや、気泡の入り方、見る角度によって、表情が変わるのも魅力的です。
恩納村エリアを訪れた際は、ぜひ琉球ガラス体験をお楽しみください!
最後までお読みいただきありがとうございました。