青の洞窟が魅力の沖縄・恩納村でシュノーケリングを楽しもう!シュノーケリングの魅力と人気ツアーをご紹介!
目次
恩納村でのシュノーケリング
沖縄旅行のプランとして高い人気を誇っているのが、海辺で行うさまざまなアクティビティ。
スタイリッシュなSUPや幅広い年齢層が楽しめるカヌー・カヤックなど、そのバリエーションはとても豊かです。その中でもとりわけ人気が高いのが、海中遊泳を楽しめるシュノーケリング。
シュノーケリングはウェットスーツやラッシュガード、泳ぐための足ヒレと呼吸用のシュノーケルを着用して海に潜るアクティビティです。同じく潜水するダイビングはライセンスを取得しなければならないのですが、こちらはその必要がなく現地ですぐに取り組めるという点が人気のポイント。
手軽でありながら非日常感を味わうことができるアクティビティとして、多くの人々から広く親しまれています。そんなシュノーケリングを楽しめるスポットとして、沖縄本島で一、二を争う人気を誇っているのが、島のちょうど中心部に位置しているリゾートエリア、恩納村です。
村と言っても恩納村は広く、南北に27.4km、東西4.2kmと細長く広がっています。エリアは西海岸に面していて、海岸沿いにはリゾートホテルが立ち並び、風光明媚な浜辺がいくつも点在しているという観光に最適な環境が恩納村の特徴。
また、沖縄本島の中心辺りに位置していることから、観光の拠点とするのにも適した場所となっています。今回はそんな恩納村でのシュノーケリングについて、詳しくご紹介します。
沖縄屈指の美しい海
恩納村がシュノーケリングに適しているとされる理由は、その海の美しさにあります。宿泊施設が西海岸の海沿いに軒を連ねる恩納村では、いつでも簡単に海へとアクセスできるのが特徴です。
恩納村の海の特徴として挙げられるのが、サンゴの群生地帯だということ。なんと200種類以上のサンゴが生息していると言われており、広範囲にわたるサンゴ礁が海中を彩ってくれています。
サンゴそのものがカラフルで美しいのもさることながら、サンゴという生き物には光合成によって海中の二酸化炭素と酸素を循環させて水質を浄化してくれる働きがあります。さらに沖縄の海は海流の関係上、水が濁る原因となるプランクトンが少なく、浄化された水質と相まって、透明感にあふれた海が生まれているのです。
また、サンゴの破片が海底を白く染めることで陽光が反射し、海面へと照り返された光は青ともエメラルドグリーンとも称される海の色味を生み出します。
長い年月をかけて微細に砕かれたサンゴの破片が、陸に打ち寄せることで白い砂浜を作り出し、白と青のコントラストによってとても美しい海ができているのです。
シュノーケリングの楽しみ方
さて、冒頭でも簡単にご紹介させていただきましたが、シュノーケリングは海に潜ることを楽しむアクティビティです。
水中メガネと呼吸用の筒が一体化したシュノーケルを着けることで、海から顔を上げずとも海面近くで呼吸ができるようになり、海中を長く遊泳することが可能となります。
シュノーケリングは競技ではなく、あくまでアクティビティですので、細かなルールや決まりごとがほとんどありません。
強いて言えばツアーのエリアから離れすぎないことや時間を守ること、インストラクターの指示に従うことくらいで、気軽に参加することができます。アクティブに遊泳を楽しんでも良いですし、海中の生き物たちの観察をのんびりと楽しむのも良いでしょう。
自由度の高さは沖縄観光をゆったり楽しむのに最適で、シュノーケリングの人気の秘訣の一つだと言えるでしょう。
シュノーケリングの魅力
シュノーケリングの魅力としてまず挙げられるのは、海中を長く楽しめるという点でしょう。人間は陸地で生きる生物であり、えら呼吸の生物と違って本来海の中には長く滞在できません。
文明の進んだ今でも人類にとって深海が未知の場所であるように、海とは人にとって身近な存在でありながらミステリアスな魅力を有しています。
そんな海の中で、呼吸を気に掛けることなく潜水し続けていられるというのは、ある意味人類にとっての夢とも言える特別な体験なのです。
絶景の海で海中観察を楽しもう
海は濁れば濁るほど見通しが悪くなり、透明度が高ければ高いほど遠くまでを見渡せるようになります。
恩納村の海は思わず驚きの声を上げてしまうほどの透明度。天候や水温によっては真水かと勘違いしてしまうほどのクリアさを誇っており、シュノーケル越しに遥か遠くまでを見渡すことができてしまいます。
遠くが見えることは遠くを泳いでいる生き物や隠れている生き物の見つけやすさにつながり、鮮やかでにぎやかな海中の景観がシュノーケリングの満足度をより高めてくれるのです。
色鮮やかな熱帯魚を堪能しよう
沖縄本島は亜熱帯気候であり、恩納村の海には多数の熱帯魚たちを見ることができます。
イソギンチャクの影に映画ファインディング・ニモで有名になったカクレクマノミが隠れていたり、仲間のハマクマノミの姿があることも。黄色い模様が美しいチョウチョウウオや、目元の模様がパンダに似ているチョウハンも人気者です。
ルリスズメダイは名前の通り瑠璃色の体をしており、沖縄の青い海の中を泳ぐ姿はさながら宝石のよう。
他にも本土の海とは異なるカラフルな熱帯魚たちの姿を目にすることができ、さながら竜宮城を訪れたかのような美しい海中風景を拝むことができるでしょう。
熱帯魚以外にもヒトデやウミウシ、タツノオトシゴなども暮らしている海ですので、多種多様な生物たちの姿に魅了されること間違いなしです。
誰でも気軽に楽しめる
海に潜るアクティビティと聞いて、寒さが苦手な方は不安に思われるかもしれません。しかし、沖縄はとても温暖であり、冬場であっても平均気温は15℃ほどと初秋の域に留まります。
海水温は外気と比べてもさらに温かいため、ウェットスーツかラッシュガードさえ着用していればシュノーケリング中に寒さに震えることは基本的にないと言っていいでしょう。
そのような気候であるため、恩納村においてシュノーケリングは年間を通して楽しまれているアクティビティであり、時期的な面での参加ハードルも大変低くなっています。また、観光ハイシーズンである夏場はシュノーケリングツアーも混雑しますが、時期を外せば不便を感じるほど混むことはありません。
シュノーケリングは個人個人のペースで楽しめるものであり、激しい運動を伴うものでもありません。
そのため、最低限不自由なく泳ぐことさえできれば、お子様からお年寄りまで多くの方が体験できるのが良いところです。
水着さえ持参すれば他の用具は全て現地でレンタルすることができますので、とにかく気楽に参加できるという点において、非常に優秀なアクティビティとなっています。
おすすめのシュノーケリングスポット
恩納村でぜひシュノーケリングを体験していただきたいスポットを、3か所ピックアップしました。
いずれも優劣つけがたい名スポットばかりですので、ぜひご覧ください。
青の洞窟
恩納村を代表する人気スポットとして、観光ガイドにも必ずと言っていいほど取り上げられているのが、真栄田岬(まえだみさき)のすぐそばにある青の洞窟です。
青の洞窟は岸壁が波などによって浸食されて生まれた海蝕洞であり、洞窟でありながら内部にまで海が入り込んでいるのが構造上の特徴となっています。
青の洞窟と名が付いたスポットは世界中に多数存在していて、その名称に正確な定義はありませんが、いずれも洞窟の内部を海が侵蝕した造りが共通点です。日本国内でも同じ沖縄県内や北海道などにいくつもの青の洞窟が存在していますが、その中でも特に人気が高いのが恩納村のもの。
訪れやすい立地な上、隣接した真栄田岬でさまざまな用具をレンタルしてアクティビティを楽しめるスポットとなっているのです。
もちろんシュノーケリング用具一式も借りることができ、洞窟内の美しい水面への潜水をエンジョイすることができるスポットとなっています。
万座毛
青の洞窟と並んで取り上げられる機会の多い人気観光スポットが、約20mの高さの崖の上から東シナ海をパノラマで一望できる万座毛(まんざもう)です。
万座毛の崖はサンゴが隆起することで生まれる琉球石灰岩でできていて、ボコボコと穴が開いたようなユニークな外見をしています。
崖とだけ言われると殺風景な光景をイメージしてしまうかもしれませんが、崖の上は芝生になっていて、沖縄ならではの植物も多数自生していて自然に癒されるスポットです。
万座毛という珍しい名称の由来は琉球の王様が発した「万人が座するに足る毛」という言葉。「万人を座らせるのに十分な野原」といったような意味合いであり、その広々とした景観を手放しで称賛したとされています。
そんな万座毛は良い景色を眺められる場所というだけでなく、目の前に広がる海でアクティビティが盛んに行われているスポットでもあります。
ここでもシュノーケリングは大人気。用具のレンタルが行われているのはもちろん、さまざまな現地ツアーも開催されているため参加すれば多種多様な楽しみ方ができますよ。
ダイナミックな崖のそばでシュノーケリングを行えば、沖縄の自然の力強さをありありと感じることができるでしょう。
ビーチ51
もう1か所、真栄田岬のすぐそばにある浜辺、ビーチ51も絶好のシュノーケリングスポットです。
ここは上の二つと比べると穴場的スポットであり、ガイド本などではあまり名前を見かけませんが、そのロケーションは一級品。観光用に造られた人工ビーチではなく天然ビーチなため、シャワーやトイレといった設備はないものの、それだけに人の手が加わっていない沖縄の原風景的な海を拝めるのです。
NHKのBSで放送された琉球王国末期を描いた時代劇「テンペスト」のロケ地にも使われた場所であり、沖縄本島でも指折りの景観と言っても過言ではありません。
この海は遠浅かつ穏やかなのが特徴で、海水浴を安全に楽しむことができます。
それはシュノーケリングについても同様であり、ツアーではなく自己流でシュノーケリングを楽しみたいという方には大変オススメできるスポットとなっています。
時期によってはウミガメが産卵に訪れることもあるため、運が良ければ愛らしいウミガメと出会えるかもしれませんね!
青の洞窟ってどんなところ
いくつかのシュノーケリングスポットを続けて取り上げてきましたが、ここで一番人気のスポットである青の洞窟をもう少し掘り下げてみたいと思います。青の洞窟はどうして青の洞窟と呼ばれているのでしょうか?その答えは陽光にあります。
世界に点在する「青の洞窟」群は、いずれも洞窟の中が青い光に照らされているのが特徴です。
いくつかの地形的な条件が整った海蝕洞へと差し込んだ日の光が水底で反射すると、光の波長の具合によって光の中に含まれる青い色だけが水面へと照り返されます。
その光が水面を青く染め、さらに洞窟内へと青い光が拡散されることによって生み出されるのが「青の洞窟」と呼ばれるスポットなのです。
青の洞窟までのアクセス
恩納村の青の洞窟はアクセス抜群の立地をしており、道もわかりやすいためまず迷うことはありません。
沖縄本島の玄関口である那覇空港からと、恩納村の中からのアクセス手段をそれぞれ見てみましょう。
那覇空港から
沖縄観光における主な移動手段はレンタカーです。
沖縄で借りられるレンタカーには、基本的にナビが付いていますので、隣接する真栄田岬という地名を入力すれば詳細なルートが出てきます。
所要時間は高速道路利用でおよそ1時間、一般道で約1時間半と見越しておくと良いでしょう。
バスでの利用をお考えの際は「久良波」のバス停で降り、そこから徒歩10分ほどの道のりとなっています。
恩納村から
恩納村の中から向かう際もナビ利用が最適だという点は変わりません。
公共交通機関を利用する際も同様に、「久良波」のバス停を目指しましょう。
青の洞窟の魅力
青の洞窟は島内でも屈指のアクティビティスポットであるため人の出入りが多く、洞窟内の海に生息している熱帯魚たちも人慣れしています。
シュノーケリング装備一式を身に着けて海に潜れば、美しく愛らしい魚たちと至近距離で接することができるのです。
また洞窟や鍾乳洞を観光する場合は、寒さに注意しなければならないことが多いのですが、温暖な恩納村ではその心配をする必要がないという点も魅力だと言えるでしょう。
神秘的な青い景色
東京や大阪などで定期的に開催されている、青いイルミネーションで街を照らすイベントは、「青の洞窟」という名称を用いています。人工的なイルミネーションイベントに名前を引用されるほど、青の洞窟内部の青い光の美しさは鮮やかです。
天然のものとは思えないほどの自然光に包まれる体験は、他では得難い魅力を持っています。
季節や時間帯で異なる美しさを堪能できる
青の洞窟は日差しの角度の関係で、日の出頃から日が昇りきる前の午前中に最も美しい色合いになるとされています。
また恩納村観光は夏場がハイシーズンとされていますが、目的を青の洞窟でのシュノーケリングに絞るのであれば、むしろ冬場が最適と言えるかもしれません。というのも、海を濁らせる原因であるプランクトンは水温が低いほどその数を減らします。
そのため海の透明度が増すのは冬場だとされており、青の洞窟も冬場に訪れればより一層美しさを増した水への潜水を楽しむことができるでしょう。
沖縄屈指の海でマリンアクティビティを楽しめる
透明感あふれる水質、サンゴや熱帯魚たち豊富な海中環境、浜辺から水平線まで美しさで満ちた景観。さらに立地条件や施設の充実度まで総合的に加味すれば、恩納村の海は沖縄屈指のものだと言えます。
シュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむのであれば、恩納村を中心に旅行日程を組み立ててみるのがおすすめです!
おすすめのシュノーケリングツアー3選
以下に恩納村でのシュノーケリングツアーを3つピックアップ致しました。
ぜひ参考にしてみてください。
ボートで行く青の洞窟シュノーケル
青の洞窟でのシュノーケリングを楽しむ手段はビーチから海を泳いでのエントリーと、船を利用してのエントリーの2種類に分かれます。このツアーでは、ボートに乗って青の洞窟の目の前まで行くため、海を泳ぐのにそれほど自信がない方でも安心して青の洞窟でのアクティビティに参加できるのです。
設備が充実しておりスタッフの練度も非常に高いため、安心してシュノーケリングに没頭できますよ。
青の洞窟の美しい世界をのんびり堪能!
ベテランインストラクターからの案内と丁寧な指導を受けられるこのツアーでは、大充実のシュノーケリング体験を楽しめます。熱帯魚への餌やりではその愛らしさに心を奪われてしまうこと間違いなし。
水中で撮影してもらった記念写真のデータを無料でプレゼントしてもらえる点も大変嬉しいポイントです。
初心者大歓迎!青の洞窟シュノーケルコース
初心者でもシュノーケリングを体験しやすいのが青の洞窟の魅力の一つ。
このツアーでは、未体験の方でもしっかりとコツを理解できる丁寧な指導を受けることができます。
浅い海になっている場所から順に慣らしていくため、恐怖を感じることなくシュノーケリングに慣れていけるでしょう。
まとめ
アクティビティの代表格であるシュノーケリング、そしてシュノーケリングの聖地とも呼べる恩納村についてご紹介させていただきました。
沖縄本島で随一の観光エリアとされているだけあって、恩納村にはアクティビティ以外にもまだまだたくさんの見所があります。
沖縄旅行をお考えの際は、ぜひ恩納村へと足を運ばれてみてくださいね!