名所から穴場まで!地元民からも愛されている「道の駅」を5つご紹介!
目次
沖縄のおすすめの「道の駅」をご紹介!
日本全国に点在する道の駅は、近年非常に高い人気を集めているスポットとなっています。
国土交通省によって管理されている道の駅は、道路上の休憩地点としての役割を持っており、駐車場やトイレを24時間利用することができるドライバーの憩いの場です。
さらに単なる休憩地点ではなく、土地ごとの特産品が販売されていたり、こだわりの料理を提供するレストランが併設されていたりと、楽しみ方の幅が非常に広いのが道の駅です。
そんな道の駅は沖縄県にも多数存在していて、それぞれが異なる魅力で多くの人々から愛されています。
今回は沖縄旅行を検討されている方に向けて、沖縄県の道の駅に関するさまざまな情報をご紹介させていただきます。
沖縄本島にある「道の駅」5選
沖縄県は数多くの離島群によって形成されている県ですが、その中でも主要な島として挙げられるのが沖縄本島です。
那覇市を擁する沖縄本島は、沖縄県の政治・経済・観光のすべてにおける中心地であり、道の駅についても10箇所が存在しています。
その施設ごとに異なる個性があるのが道の駅の特徴であり、レンタカーなどを利用しながらすべてを回ってみるのも面白いでしょう。
しかし、旅行の限られた時間内で、多数の道の駅を回る時間がなかなか取れないという方も多いのではないかと思います。
そこで以下に、沖縄本島の道の駅の中でも特におすすめ度が高いスポットを5ヶ所ピックアップさせていただきました。
それぞれの人気の理由などについてもまとめていますので、ぜひ行き先の参考にしていただければ幸いです。
①道の駅「ゆいゆい国頭」
まずご紹介させていただきたいのが、「やんばる」と呼ばれる沖縄本島最北端エリアの国頭村に位置している道の駅」です。
沖縄県といえば海の美しさが優先的にイメージされがちですが、実は自然景観に優れている点も沖縄の土地の大きな魅力となっています。
特にやんばるエリアは豊富な自然に満ちていて、国頭村はその土地の8割以上が亜熱帯の照葉樹林に覆われているのが特徴です。
そんな国頭村にあるゆいゆい国頭では、自然豊かな村の風土に根差した工芸品やグルメなどの販売が数多く行われています。
豊富な木々に囲まれた立地上、国頭村は元々林業が盛んに行われていた土地でした。
そのため、木炭などの需要が減った今でも、道の駅には数多くの木工品が並べられていて、訪れる人々の目を惹き付けます。
また、沖縄県では「やちむん」と呼ばれる焼き物の数々も並べられていて、特に国頭村の赤土を使った「くんじゃん焼」からは歴史や文化の香りを感じることができるでしょう。
そして道の駅を訪れる方の多くが期待するであろうグルメについても、土地のお茶や果物などを生かした食べ物が揃っています。
国頭村では柑橘類のタンカンの生産が盛んで、フルーティーな味わいのジャムは高い評価を得ています。
ドーナツやサーターアンダギーなどのスイーツも人気があり、揚げたての美味しさにつられて買っていく人が後を絶ちません。
また、イノシシとブタをかけあわせた山原猪豚と呼ばれる品種を使ったイノブタ料理は強い旨味とヘルシーな味わいで人気を博しています。
道の駅内のレストランくいなでは、イノブタを使ったそばやどんぶりなどを食べることができ、その美味しさに夢中になる方が続出しています。
その他にも溢れんばかりの魅力を備えた道の駅ですので、やんばるの自然と共に、ぜひゆいゆい国頭への訪問を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村奥間1605
那覇空港からレンタカーを利用し、那覇空港自動車道、沖縄自動車道、許田ICと移動していきましょう。
ICから降りると国道58号線に出るため、国頭方面へ約1時間進んでいくことで道の駅に到着することができます。
②道の駅「許田」
続いては、同じくやんばるエリアにある道の駅「許田」について、ご紹介させていただきます。
沖縄県内で最も人気のある道の駅はと島内の方に尋ねると、この許田を挙げる方が多いでしょう。
というのも道の駅許田は全国でナンバーワンの人気の道の駅として選ばれた経験もあり、多種多様な要因によって人気を博しているのです。
数多くのグルメが揃っているのが許田の魅力ですが、その中でも特筆すべき人気メニューとして挙げられるのが「三矢」のサーターアンダギー。
1個100円のリーズナブルな価格で素朴な甘さと香ばしさを味わうことができて、タイミングが合えば揚げたての絶品食感と出会うこともできるでしょう。
また、ぜひチャレンジしてみていただきたいのが、沖縄のご当地グルメである沖縄てんぷらです。
沖縄てんぷらは本土の天ぷらのような薄い衣ではなく、いわゆるフリッターのような厚めでモチモチとした生地が付いているのが特徴。
主に海産物が人気の具材となっていて、魚やイカ、そしてもずくなどが沖縄っ子の心を掴んでいます。
沖縄てんぷらはお食事ではなくライトミールのジャンルとなっており、1個80円とリーズナブルな天ぷらを屋外で食べるのが沖縄スタイルなのです。
他にもやんばるエリアの12市町村それぞれの魅力ある特産品がずらりと並べられていて、じっくり眺めているうちに長い時間が経過してしまうこともままあるでしょう。
また、道の駅許田のユニークな個性として挙げられるのが宝くじ売り場です。
よく当たる宝くじ売り場があると知られていて、観光ついでに大量購入していく方も多くいるようです。
普段から宝くじを購入する習慣がある方もそうでない方も、許田を訪れた記念に購入にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
〒905-0024 沖縄県名護市許田 17-1
道の駅許田までのアクセスは道の駅「ゆいゆい国頭」までの経路と共通となっており、国道58号線に降りたところから約3分進むことで到着することができます。
③橋の駅「リカリカワルミ」
「橋の駅リカリカワルミ」は島内北部の今帰仁村と屋我地島を結ぶワルミ大橋の側に位置しており、橋がランドマークとなっていることから橋の駅という名称が使われていました。
リカリカという名前は沖縄の言葉で「行こう行こう」という意味を指しており、旅情を後押ししてくれること請け合いです。
近年リニューアルが行われ、「DRIVE IN リカリカワルミ」という施設名に変更され、その内容もパワーアップを果たしています。
この施設の特徴としてまず挙げておきたいのが、2島を繋ぐ絶好の立地による最高のロケーションです。
施設内のテラスからは古宇利島の美しい島影を一望することができ、海の美しさと相まって、思わず息をのんでしまうような絶景と出会うことができるでしょう。
晴れている日にはさらに遠く、伊是名島まで見渡せることもあります。
DRIVE IN リカリカワルミへのリニューアル以来、テラスの設備がパワーアップしており、クッション付きの座り心地のよい椅子でゆったりと景色を眺められるようになりました。
施設内で購入したフードやドリンクの持ち込みもOKなため、思わず長居してしまうこと請け合いでしょう。
インスタなどのSNSにもしっかり映えてくれる最高の写真を撮影できること間違いありません。
テイクアウト専門のハンバーガーショップであるNAKIJIN BURGERが人気を集めていて、アメリカ文化の影響も強い沖縄ならではのパワフルな美味しさと出会えます。
お土産や特産品などを購入できるショップも充実していますので、大変おすすめ度の高い道の駅となっています。
〒905-0411 沖縄県国頭郡今帰仁村天底1124-5
許田ICから国道58号線に出るところまでのルートは上記2つの道の駅と同様で、そこから国道505号線、県道248号線と経由してワルミ大橋を目指すと良いでしょう。
④おんなの駅 なかゆくい市場
次にご紹介させていただくなかゆくい市場は、正式には道の駅ではありません。
しかし、沖縄本島の中でも屈指の人気リゾートエリアである恩納村に位置しているという絶好の立地と、その施設の充実度から島内でも屈指の人気スポットとなっています。
道の駅ではなく産直市場ということもあり、施設内にはとにかく多種多様な食材が溢れています。
観光客だけでなく現地の方々の台所としても機能しており、安価で新鮮な食材が所狭しと並べられている光景には目を奪われること請け合いです。
例えば、本土で買おうとすると高級なフルーツでなかなか手も出ないマンゴーも、なかゆくい市場では比較的気軽な価格で購入することができます。
中には、本土までは流通しないようなレアな品種のマンゴーなども並べられていて、未知の味わいと出会うことができるかもしれません。
お土産品などもありとあらゆるジャンルのものが勢揃いしていて、幅広い需要に応えてくれること間違いありません。
もちろんグルメも大充実しており、沖縄を代表するグルメである沖縄そばの美味しさには定評があります。
また、沖縄ではジューシーという名前の炊き込みご飯が県民食として広く食されていますが、イカ墨を使ったジューシーがまさに絶品。
海の旨味をたっぷりと含んだ味わいには、思わず唸ってしまうことでしょう。
そしてなかゆくい市場の多彩なラインナップの中でも特に必食と言われることが多いのが、ムール貝のウニソース焼きです。
贅沢に海産物を掛け合わせた味わいは、沖縄グルメの奥深さをこれでもかと言わんばかりに味わわせてくれることでしょう。
他にも、南国フルーツなどをふんだんにつかったかき氷のアイスマウンテンなど、見て嬉しい、食べて嬉しい旅行にピッタリなメニューが揃っています。
沖縄本島を訪れるのであれば、なかゆくい市場には必ず訪れてみることをおすすめします。
〒904-0415 沖縄県国頭郡恩納村仲泊1656-9
沖縄自動車道に入り、石川ICで下車後、県道75号線 から国道58号線へ60分ほど走っていくことでアクセスが可能です。
⑤道の駅「豊崎」
最後にご紹介させていただく道の駅「豊崎」は、日本国内で最西端に位置している道の駅です。
最西端と聞くと僻地にあるかのように感じてしまうかもしれませんが、道の駅「豊崎」は那覇空港から近い好立地となっており、アクセス性の良好さも人気の一端を担っています。
駅の中にある情報ステーションには島内のありとあらゆる観光パンフレット類が常備されているため、沖縄本島を旅行する際にはまずここを訪れてみると良いでしょう。
多種多様な観光情報を一度にチェックすることができ、事前の下調べでは気付けなかった耳よりの情報を入手できるかもしれません。
敷地内にはJAが運営している「おきなわ食菜館 菜々色畑」という店舗があり、さまざまな新鮮な食材が売られている様子を見ることができます。
ここはどちらかといえば地域住民の方々に向けた買い物スポットですが、軽食コーナーでは地元の味に舌鼓を打つことができるため、観光中に訪れるのにもおすすめです。
また、マンゴーの品揃えには定評があり、美味しいマンゴーを安価な価格で購入することができます。
空港に近いという立地も嬉しいポイントで、旅行の最初に訪れるだけでなく、最終日のフライト前に足を運び、お土産を確保するのにも適しています。
もちろん購入したマンゴーは送ってもらうこともできるため、手荷物になってしまうこともありません。
他にも、「てぃぐま館」という施設では、麻、絹、木綿などの布を染めたウージ染めを使った多彩な工芸品を見て、購入することができます。
事前に予約しておけば工芸品の手作り体験に参加することもできるため、よりディープに沖縄の文化に触れてみたい方は、ぜひ参加を検討されてみてはいかがでしょうか。
道の駅豊崎は、沖縄観光を楽しむ上での総合的な拠点となってくれる施設だと言えるでしょう。
道の駅をめぐるならレンタカーがおすすめ!
沖縄本島で数多くの道の駅を巡りつつ旅行を楽しむためには、交通手段の確保が重要です。
道の駅は基本的に大型の駐車場を備えている施設ですので、せっかくならレンタカーを利用した上で訪れるのが良いでしょう。
沖縄は国内でも屈指の観光地であることから、観光客によるレンタカーの利用が非常に盛んであり、多くのレンタカーショップが揃っています。
那覇空港や那覇市内をはじめ、さまざまな場所にレンタカーショップが点在しているため、宿の都合などを鑑みながら利用しやすい位置でレンタカーを借りましょう。
注意点として、夏休みや冬休み、GWなどの観光ハイシーズンにはレンタカーが争奪戦となってしまいます。
できるだけ早めの予約を心がけて、レンタカーを利用した旅行プランが台無しになってしまわないよう、確実な確保を心がけたいところです。
沖縄本島レンタカー
まとめ
今回は沖縄旅行を検討されている方に向けて、道の駅に関する情報をご紹介させていただきました。
道の駅は1ヵ所ごとに雰囲気や品揃えが異なるため、いくつかを巡ってそれぞれを比較することで、より深く楽しむことができるでしょう。
この記事がみなさまの旅行のお役に立てれば嬉しく思います。