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万座毛から見える景色

沖縄の焼き物やちむんとは?青の洞窟が魅力の恩納村でやちむん作りを楽しもう

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沖縄の焼き物やちむんとは?

みなさまが沖縄と聞いて思い浮かべられるのは何でしょうか。

南国の日差しと真っ白な砂浜、サンゴに満ちた青く透明な海を思い浮かべられる方は多いかと思います。

また、海で楽しめるさまざまなアクティビティを連想する方もいらっしゃるでしょう。

実際に足を運ばれたことがある方は、万座毛を始めとする琉球石灰岩から成る独特の地形のロケーションや、青の洞窟などの観光名所を想起するかもしれません。

ガジュマルやマングローブなどの植物や、沖縄グルメをイメージされた方も少なくないかと思います。

しかし、沖縄の魅力はそれだけではありません。

沖縄には琉球王国時代からの長い歴史によって紡がれてきた、多種多様な文化が今も残されており、今回ご紹介させていただく「やちむん」もその一つです。

やちむんとは「焼き物」→「やきもん」→「やちむん」という沖縄の方言であり、丸みと厚みを帯びた形状、力感溢れる絵付けが特徴です。

やちむんの文化の起源を辿ると、6600年ほど前の土器にさかのぼると言われています。

そこから、長年細かな変化を遂げつつ住民に愛用されていましたが、大きな技術的発展が見られたのは中世の頃。

鹿児島県奄美群島にある徳之島の焼き物であるカムィ焼や、中国で生産された陶磁器が沖縄へと入ってくるようになったのをきっかけに、技術革新が起きたとされています。

その後、日本や朝鮮、東南アジアといった諸外国との間で盛んに陶磁器の輸入が行われるようになり、外からの影響を受けつつ焼き物として洗練されていったのです。

今回は、沖縄旅行におけるやちむんとの触れ合い方、楽しみ方についてご紹介していきたいと思います。

 

読谷やちむんの里

さて、焼き物と言われてもあまり馴染みがないという方や、まったく知識がないので何をどう見ればいいのかわからない、という方も多いのではないかと思います。

特に若い方の中には、焼き物は年齢層が高めな方の趣味、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、芸術品として高価な焼き物と言うのは一部に過ぎず、やちむんは気軽に購入できる価格帯のものが数多く存在しています。

そんなさまざまなやちむんに出会えるスポットが、リゾート観光地として人気の恩納村の隣、読谷村にある「やちむんの里」。

読谷村は、元々やちむん文化が盛んな場所であり、村内には64もの工房が点在しています。

その中から19の工房が集まっているのが、ここやちむんの里なのです。

楽しみ方

19の工房は業務提携をしているわけではなく、エリア内に集った19の工房がそれぞれ独立して営業しているという形態を取っています。

やちむんの里が位置しているのは、小高くなった眺望の良いところですので、沖縄らしい景観を見晴らしながら散策を楽しみましょう。

道すがら、さまざまな工房が目に留まるはずです。

目的の工房を下調べして向かうのも良いですが、せっかくなので目に留まったところを一軒一軒覗いていくと、バリエーション豊かな作品を目にすることができます。

やちむんには厳格なルールなどがあるわけではないので、作家の方によって焼き物の色味、形状、艶や風合いなど個性はさまざまです。

画一的にブランド化された焼き物とは異なり、じっくりと見比べて自分の感性に直撃するオンリーワンの焼き物を探すことができるのです。

また、やちむんの里の中には大規模な焼き窯である「読谷山焼共同窯」という場所があります。

ここは沖縄古来からの赤い瓦が敷かれた屋根が目を惹きます。

なかなか目にすることができない、焼き窯がずらりと連なって設置された光景は、なかなかの迫力ですので、ぜひご覧ください。

また、多数の作家さんの作品をまとめて見られる売店もあります。

「読谷山焼窯共同売店」では昔ながらのやちむん、「北窯売店」では新進気鋭のやちむんが揃っている傾向があります。

さらに、毎年12月になると大々的に読谷山焼陶器市が開かれますので、時期が合うようであれば、まずこのイベントに足を運んでみるのもオススメですよ。

 

恩納村・那覇空港からの行き方

那覇空港からの移動時間目安は1時間ほど。

国道58号線を利用し、喜名交差点で座喜味城跡方面へと曲がりましょう。

恩納村は隣接する村のため、ナビ利用で問題なく到着できるはずです。

バス利用の際は「親志入口」で下車となっています。

 

やちむんの種類

やちむんには2つの種類があり、それぞれ製法と特徴も異なります。

お互いに違った魅力を有する二種類のやちむんについて、簡単に見てみましょう。

 

上焼(じょうやち)

上焼は、焼き上げる際に表面に釉薬を施したものを指します。

広く流通しているのは、こちらの製法のものになります。

釉薬とは陶器、磁気の表面にガラス状のコーティングを与えるための工程です。

沖縄のやちむんのみならず、一般的な焼き物には、ほとんどこの釉薬が用いられており、艶出しや耐久性の向上といった役割を担っています。

 

荒焼(あらやち)

もう1種類は、荒焼と呼ばれるもの。

こちらは上焼とは異なり、釉薬を掛けないのが特徴とされていて、土を器状にかたどったものを素焼きしています。
単純に工程を削った劣化品かと言えばそういうわけではなく、焼き締められた表面は土が持つ独特の温かみと風合いを醸すため、こちらも根強いファンが多数存在しているのです。

主流の製法ではないため、基本的にあまり広くは流通しない種類の焼き物なのですが、やちむんの里では荒焼を見たり買ったりすることができますよ。

 

やちむん作りが体験できるお店

やちむんに興味を持つと、今度は自分の手で焼くことに興味が沸いてくることも。

製作体験をさせてくれるお店や、それと連なる施設をいくつかピックアップしましたので、参考に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 

陶眞窯

陶眞窯が読谷村座喜味に窯を構えたのは、昭和53年のこと。

以来、釉薬作りなどにおいて昔からの製法と伝統を守り続けつつ、絵付けや魚紋などには積極的に新たな手法を取り入れている人気の窯元です。

沖縄でも有数の規模の工房であり、足を運べばその迫力に驚かされるでしょう。

 

お店の特徴

一般的なやちむんだけでなく、泡盛の使う酒壺やシーサー、先ほどご紹介した荒焼といった多彩な品を扱っており、多種多様なやちむんと出会うことができます。

さらに、やちむんの魅力発信にも精力的に取り組まれていて、その一環として陶芸教室ややちむん作り体験も開催されています。

ここでは、やちむんを作っている様子を見学することもできますので、買い物だけでなくやちむんの文化そのものに触れることが可能です。

 

恩納村・那覇空港からの行き方

陶眞窯の住所は、沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2898-4。

国道58号線沿いにあるアロハゴルフセンターそばの道を入り、少し進むと工房に辿り着くことができます。

 

ゆしゆし

ゆしゆしがあるのは読谷村の隣、恩納村です。

沖縄旅行の拠点になりやすいのは宿泊施設が充実している恩納村の方なので、訪れやすい立地となっています。

ここはやちむんの窯元だけではなく、さまざまな沖縄工芸を体験することができる施設です。

 

お店の特徴

ゆしゆしは、民家のようなアットホームな店構えが特徴で、一組でお店を貸し切って落ち着いた環境で体験をできるのが大きな特徴。

伝統的なやちむんやシーサーを始め、代表的な沖縄土産の星の砂などをフレームの中にレジンで閉じ込めるアクセサリー作り体験などができることで、大いに人気を集めています。

もちろん、やちむん作りも本格的なものを体験することができますので、観光の思い出を彩ってくれること間違いなしです!

体験にはそれなりの時間がかかるため、お子様連れの旅行では参加しにくいものですが、ここはお子様が遊んで過ごせるプレイルームがあるので、安心して参加できます。

 

恩納村・那覇空港からの行き方

ゆしゆしの住所は、恩納村真栄田706-1。

カーナビの種類によっては、適切に検索しても異なる場所が表示される場合があるため、マップアプリなどを利用した方が正確な場所がわかるはずです。

県道6号線沿いにあるスローライフマンションの手前を左折すると、ゆしゆしに辿り着けます。

 

やちむん&カフェ 群青

やちむん&カフェ 群青は、先にご紹介した、陶眞窯と併設しているカフェです。

お店で提供されるメニューは、すべて陶眞窯の器に盛りつけられています。

陶眞窯の売店も兼ねているため、様々な種類のやちむんが並んでいるのをじっくりと眺められるのが嬉しいところ。

 

お店の特徴

沖縄のやちむんに限らず、焼き物を買う時に選びにくく感じる理由の一つが、実際に料理を盛り付けてみてどう見えるかという点です。

群青で飲食をすれば実際に器に料理が盛られて出てくるため、使用時のイメージが湧きやすくなるでしょう。

提供されているメニューのクオリティも高く、特にシーサーを焼くための窯で焼かれた石窯ピッツァは一級品。

他にも、多種多様な軽食やソフトドリンク、アルコールなどが揃っているため、窯元巡りの合間の休憩場所としてもオススメですよ。

 

恩納村・那覇空港からの行き方

先ほどご紹介した陶眞窯の隣にあるため、そちらの項目をご参照ください。

 

体験工房&沖縄雑貨 Atelier43

Atelier43は海沿いの美しいロケーションを臨める工房で、沖縄らしい浜辺のムードに囲まれながらやちむん体験を楽しむことができます。

赤土と白土から素材を選び、焼き上がりの傾向をある程度見極められるため、普段使いしやすいやちむんが焼けるかもしれません。

また、やちむんだけでなく、伝統的なシーサー作りを体験することもできます。

 

お店の特徴

電動ろくろを使い、お猪口や小鉢、小皿、湯のみ、茶碗など、思い思いのやちむんを1㎏の粘土内で複数焼くことができるのが特徴です。

体験に参加すると、マンゴーやパッションフルーツといった南国フルーツを使ったドリンクもセットで付いてくるため、のびのびと海辺の空気感を堪能できるでしょう。

また、海沿いであることからドライブコースの目的地として組み込む方も多く、大充実の沖縄旅情を味わえること間違いなし。

焼き上がったものは1か月半ほど後にゆうパックで郵送してもらえるので、きっと旅行の良い思い出になってくれるはずです。

 

恩納村・那覇空港からの行き方

Atelier43の住所は、沖縄県名護市済井出252。

沖縄自動車道を利用する場合、「許田IC」で降りましょう。

景観保護のため看板をあまり設置していないそうなので、カーナビ利用の上、近くまで来てわからない場合は、Atelier43の電話番号0980-52-8027にお問い合わせをしてみましょう。

 

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まとめ

沖縄の伝統的な焼き物、やちむんについてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

長い歴史と伝統を誇りながら、新たな技術や流行も積極的に取り入れられているやちむんは、知れば知るほどに奥深く面白い文化です。

いくつもの工房を巡っていると、そのうち自分のお気に入りの作家さんと出会えるかもしれません。

今はオンラインショップを設置しているところも多いので、Webでチェックした上で足を運んでみると、より楽しめるでしょう。

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R.Tanaka

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