青の洞窟が魅力の恩納村から行けるプライベートビーチ5選
目次
恩納村のプライベートビーチとは
国内で南国旅行を楽しめる場所といえば沖縄。
沖縄旅行といえば浜辺での海遊びは欠かせませんよね。
沖縄本島の中でも随一のリゾート観光エリアである恩納村は、本島中部の西海岸沿いに位置していて、多数のビーチが点在している場所です。
また恩納村は海沿いのロケーションから来る特徴として、海の景観を活かしたリゾートホテルが多数あるのも個性的なところだと言えます。
ビーチは、パブリック(公共の)ビーチとプライベートビーチの二種類に分けられます。
一般的にみなさまが思い浮かべられる海水浴場はその大半がパブリックビーチです。
対して、プライベートビーチというものは個人や施設などが所有しているビーチのことを指したものとなっています。
今回はそんなプライベートビーチに焦点を当てつつ、恩納村の魅力に迫っていきたいと思います。
プライベートビーチの魅力
「パブリックもプライベートも同じ浜辺じゃないか」と思われるかもしれませんが、実は両者には大きな差があります。
海を観光資源とする観光地、特にそのハイシーズンである夏場ともなると、パブリックビーチは多くの観光客で混雑します。
とりわけ沖縄はその傾向が強く、わざわざ都会を離れて南国のムードをのびのびと楽しもうと足を運んでも、都会どころではない人ごみに巻き込まれてしまいがちです。
しかし、プライベートビーチであればその心配は軽減されます。
リゾートホテル所有のプライベートビーチは、利用できるのがホテルの宿泊客か利用料を支払った人に限定されるため、あまり混み合うことがないのです。
もちろんパブリックビーチよりは費用がかかってしまいますが、それに見合うだけのくつろぎの時間を得られることでしょう。
沖縄屈指の美しい海
恩納村はその立地上、エリアから西側沿って延々と美しい海が広がっています。
沖縄は海のイメージが強い島ですが、恩納村の海はその中でも極上のものと言っても過言ではありません。
「世界一サンゴに優しい村」という言葉は恩納村が2018年から大きな目標として掲げているもの。
これはサンゴの保護を目的としたスローガンであり、元々サンゴで豊富な海域で積極的な保護活動が行われることで、恩納村の海は潤沢なサンゴに恵まれた海となっています。
海の底を覆ったサンゴ礁は体に住む褐虫藻の光合成によって海を綺麗に保ってくれ、浄化された海にはさまざまな生き物たちが訪れます。
例えばディズニー映画のファインディング・ニモで有名なカクレクマノミやナンヨウハギといった熱帯魚が見られたり、ウミガメが産卵目的に浜辺へと訪れることも。
さらには非常に高確率でザトウクジラを見られるホエールウォッチングが盛んな土地としても知られており、海の環境は国内でも非常に優れている言えるでしょう。
穴場スポットで絶景を独り占めしよう!
また、沖縄は本土とは異なる亜熱帯気候。
年間を通して温暖なのが大きな特徴であり、真冬の季節になっても本土の晩夏から初秋程度の気温に留まってくれるため、一年中海でのアクティビティなどを楽しめます。
そうは言っても本土から観光に訪れる人の多くは海遊びイコール夏場という印象を持ちがちなもので、夏休みの時期などを過ぎると沖縄は観光シーズンのピークを過ぎます。
そうなると元々混雑しにくいプライベートビーチはすっかり静けさに満ちたムードを醸すようになり、冬場ともなると時間帯を選べばほとんど人気がないことも。
それでも海の美しさは変わらず、それどころか海というものは水温が低くなるほどプランクトンが減り透明度を増すと言われています。
時期を選んで穴場ビーチへと訪れれば、まるで自分が所有しているプライベートビーチであるかのような贅沢な気分を味わえること請け合いです。
美しい絶景を写真に収めよう
近年は旅行に求めたい条件として、フォトジェニックさやインスタ映えを挙げられる方も多くいらっしゃいます。
そうでなくても旅行の記念写真は欠かせないもの。
写真を撮る時は周りに人が少なく、撮影に集中できる環境ほどありがたいものですよね。
プライベートビーチはそんな需要もしっかりと満たしてくれます。
恩納村の青い海と白い砂浜はため息が出るほど美しく、ぜひ訪れて写真を撮っていただきたい光景です。
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人気のプライベートビーチ5選
それでは、実際に人気のプライベートビーチやそれに類する穴場ビーチを恩納村を中心に島全域からいくつか抜粋してみましたので、順に見ていきましょう。
いずれも素晴らしい景観のビーチばかりとなっています。
ムーンビーチ
まず紹介させていただくのは、恩納村のホテル群の中でも有名なものの一つ、老舗ホテルであるホテルムーンビーチが所有しているビーチです。
ムーンビーチという名称は半月のような浜辺の形に由来しており、半月状に広がる砂地の周りには木々が植えられていて、ゆったり過ごしやすい好環境となっています。
宿泊客が無料で利用できるのはもちろん、それ以外でも大人500円、3歳から小学生の子供は300円で利用することが可能です。
ビーチの特徴
ムーンビーチの大きな特徴は、環境省が制定している快水浴場百選にその名を挙げられているというところ。
美しい水辺、清らかな水辺、安らげる水辺と3つものポイントについて五つ星の評価を受けており、このビーチの素晴らしさはいわば環境省からのお墨付き。
とにかく整備が行き届いており、監視員も常駐、クラゲ防止ネットも完備と安心して海遊びをエンジョイできる環境となっています。
恩納村・那覇空港からの行き方
ムーンビーチがあるのはホテルムーンビーチの目の前。
ここは老舗の有名ホテルですので、レンタカー利用の際はナビにホテル名を入力すれば問題なく行きつけます。
バスをご利用の際は、「ムーンビーチ前」バス停で下車となっています。
ビーチ51
二つ目の紹介は景観スポット真栄田岬(まえだみさき)の近くにある隠れ家的ビーチ、ビーチ51。
ここは正確にはプライベートビーチではないのですが、地元の住民でも存在を把握していない方も多いほどの穴場ビーチ。
ひっそりと佇むこの場所ではプライベートビーチに負けず劣らずの静謐な時間を過ごせるため、名前を挙げさせていただいています。
ビーチの特徴
ビーチ51は少し前まで、ごく少数の恩納村通や写真愛好家にしか知られていないようなスポットでした。
それが最近はSNSの流行などによって、口コミでその存在が広まり、じわじわと人気が高まっている景観スポットとなりつつあります。
特徴としては人の手が入っていない天然ビーチという点が挙げられ、それでいて海は遠浅かつ穏やかなため海水浴にも適しているのが嬉しいところ。
NHKが琉球王国をテーマとした時代劇の撮影スポットに利用した場所であり、潮風からは琉球の残り香を感じられるかもしれません。
恩納村・那覇空港からの行き方
レンタカーで訪れる場合はこのビーチに駐車場がないため、広い駐車場がある真栄田岬を訪れて車を停めるのがオススメです。
バスをご利用の際は「久良波」バス停で降りるのが最寄りとなっています。
冨着ビーチ
続いては、少し変わり種の冨着(ふちゃく)ビーチを紹介してみましょう。
冨着ビーチはイチャンダ(無料)ビーチとして有名です。
沖縄現地に住まれている方々は海水浴よりも浜辺でのパーティーを好む傾向があり、ここは地元民御用達のビーチパーティー定番スポットとされています。
ビーチの特徴
パブリックビーチではありますが、ここを利用するのは地元住民が中心で観光客の数は多くありません。
そして冨着ビーチの大きな個性と言えるのは浜辺が1kmにも渡って続いているロングビーチであるという点。
そしてこのロングビーチは二つの浜が繋がって形成されていて、もう半分の敷地を占めるタイガービーチはホテルモントレ沖縄スパ&リゾートの有料プライベートビーチなのです。
冨着ビーチで地元のムードを堪能して、気が向けばリゾートホテル管理のタイガービーチへと移動。
そんなビーチのはしごができてしまうのが、このビーチの面白いポイントだと言えるでしょう。
恩納村・那覇空港からの行き方
冨着ビーチの目の前にはサンマリーナホテルというホテルがあり、ナビによってはそちらの名称を入力した方がわかりやすく道が表示されるかもしれません。
バスをご利用の際は「冨着」バス停で下車後、徒歩3分となっています。
ダイヤモンドビーチ
次に紹介するのは美しさに反して知名度が低く、それでいて場所もわかりやすいという絶好の穴場ビーチ。
目印は国道58号線沿いにある大人気の紅芋タルトなどを購入できる御菓子御殿という施設。
沖縄土産の購入目的で訪れる方の多い定番観光スポットですが、なんとその建物の裏には美しい浜辺であるダイヤモンドビーチが隠れています。
ビーチの特徴
ダイヤモンドビーチはまるで宝石のような美しさを誇るビーチであり、その景観はまったく名前負けしていません。
浜辺からすぐの海にはサンゴ礁とエメラルドグリーンの海が広がっていて、リーフエッジを境に青みを増すという沖縄らしい眺望と出会うことができます。
ただし注意点として、クラゲ防護ネットや監視員の常駐はないビーチなため時期によっては海水浴に適しません。
アクティビティツアーの開催などもないため、基本的には散策を楽しむためのビーチと認識しておくのが良いでしょう。
恩納村・那覇空港からの行き方
レンタカーで向かう際は御菓子御殿の名前で検索すればわかりやすいです。
最寄りのバス停は「瀬良垣」で、徒歩5分ほどで到達できる距離となっています。
漢那ビーチ
最後に紹介させていただく漢那ビーチは恩納村とは逆の東海岸に位置しているビーチです。
沖縄本島の海辺は西海岸は洗練されたムード、東海岸は素朴なムードのものが多い傾向があるのですが、ここもその例に漏れずどこか牧歌的な景観を楽しめるのが特徴。
住宅街の目の前にあり、地域の住民からも親しまれている穴場ビーチです。
ビーチの特徴
リゾートというよりはほのぼのとした印象の浜辺ですが、沖縄の海が美しいことに変わりはありません。
ここは浜辺の形状が湾曲していることから、波が穏やかで海も遠浅。
広々とした浜辺では他のグループの目を気にせずくつろげ、お子様連れの海水浴などにも大変適しています。
監視員は常駐しておりクラゲ防止ネットなどの設備もしっかりとしているため、安心して沖縄旅を味わえますよ。
恩納村・那覇空港からの行き方
レンタカー利用の際は「漢那ビーチ」か沖縄県宜野座村字漢那1817の住所でルート検索しましょう。
バス利用の場合は「漢那」で下車し、徒歩4分ほどの距離となっています。
ビーチで楽しめるアクティビティ3選
上で紹介させていただいたビーチの中には、沖縄の海をフルに味わうためには欠かせないマリンアクティビティなどが開催されている場所もあります。
特にオススメ度の高いものを簡単に紹介させていただきますので、経験されたことがない方はぜひチャレンジされてみてください!
シュノーケリング
マリンアクティビティの中でも定番として人気が高いのがシュノーケリング。
シュノーケルや足ヒレなどを身に着けて海に潜る体験は沖縄の海の青さと透明度を堪能するのにうってつけです。
沖縄においてはあちこちでツアーや用具の貸し出しが盛んに行われていて、さまざまなスポットを巡って景観の潜り比べをする方も少なくありません。
ダイビングと違ってライセンスも必要ないので、初心者の方もぜひ体験されてみてはいかがでしょうか。
SUP
近年盛り上がりを見せているアクティビティと言えばSUP(Stand Up Paddleboard)。
これはハワイのワイキキ発祥のアクティビティであり、サーフボードかSUP用ボードの上に立ち上がってバランスを取りつつパドルを使って漕ぐというもの。
波の揺れを受けながら姿勢の均衡を保つという動きは足腰を中心に全身の筋肉を程よく刺激してくれて、高いフィットネス効果を得ることができます。
そして人気がうなぎ上りになっている理由はインスタ映え。
海の上にすらりと立ち上がった姿は写真映りが抜群に良く、特に夕暮れの時間帯などになると雑誌の表紙かと思わせるほどの一枚を撮影することができるのです。
スタッフによる撮影サービスが付いているツアーも多いので、事前確認の上で上手く利用されてみてください。
マリンスポーツ
水上バイクをはじめ、さまざまな道具を使って海上の景色をエンジョイできるのがマリンスポーツ。
ウェイクボード、バナナボート、ビッグマーブル、フライボードなどその種類は挙げればキリがないほどです。
マリンスポーツは水上バイクなどの使用が前提となるものが多く自分で用意するのはなかなか難しいものですが、ツアーに参加すれば即楽しめるのが嬉しいところですね。
リゾートホテルと隣接したプライベートビーチはマリンスポーツが充実している場所が多いため、気軽に参加できますよ。
おすすめのツアー3選
多数の美しいプライベートに恵まれた観光地である恩納村には、アクティビティを楽しめるたくさんの人気ツアーが開催されています。
その中から、どなたでも参加しやすく満足度が高いおすすめのツアーを3選ピックアップさせていただきました。
初心者大歓迎!青の洞窟シュノーケルコース
恩納村の海でのアクティビティの王道であるシュノーケリングを、大人気スポットである青の洞窟内の海で楽しんでしまおうというのがこちらのツアー。
洞窟内の海は外と比べて波風を受けにくく環境が安定しており、足が付く浅瀬もあるため初心者の方でも丁寧な指導を受けつつ、安心して潜水にチャレンジすることができます。
スタッフがプロ仕様の防水カメラで本格的な水中写真を撮影してくれるサービスもありますので、恩納村旅行の最高の思い出を写真として残すこともできます!
青の洞窟体験ダイビング
青の洞窟ではシュノーケリングのみならず、青く輝く美しい海のさらに深いところまで潜っていけるダイビングにチャレンジできるツアーも開催されています。
ダイビングは酸素タンクやレギュレーター、ウェットスーツと足ヒレといった装備を身に着けて、海中でも呼吸ができるようにして潜水を行う本格派のアクティビティ。
そのため本来であれば専門的なライセンスを持っていないと行うことができないのですが、当ツアーではインストラクターが一緒に潜ってくれるためライセンスが必要ありません。
ダイビング初体験の方向けに特化したツアーですので、潜水経験がまったくない方や泳ぎに自信がないという方でも不安なく参加することができますよ。
ガイド独占!完全貸切!SUPコース
恩納村の海を堪能できるSUPがフォトジェニックさで大人気なのは上でご紹介させていただいた通り。
このツアーでは1グループごとに専属ガイドが帯同して指導を行ってくれるため、他の観光客グループに気兼ねせずに済むというのが大きな魅力となっています。
少人数制ですので指導もとても丁寧で、老若男女を問わず、どなたでもしっかりとSUPの技術を習得して海上散歩を楽しむことができますよ。
また専属ガイドがつきっきりで写真も撮影してくれて、30枚以上のインスタ映え抜群な写真データをその場で受け取ることができるという点も嬉しいポイントとなっています。
まとめ
沖縄本島及び恩納村からプライベートビーチと穴場ビーチを中心に紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
海ありきの文化が根付いてきた沖縄には有名なもの以外にも多数のビーチが点在しています。
もちろんこの記事で取り上げたものがすべてではなく、まだまだたくさんの魅力あるビーチで溢れているのです。
ぜひさまざまな海辺のロケーションへと足を運ばれてみてくださいね!